科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 製図
科目番号 2S12 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大平典男、岡本裕生「電気製図入門」(実教出版)、配布プリント、USBメモリ、SolidWorksオンラインマニュアル
担当教員 田中 諒

到達目標

3次元の物体を2次元で表現するための投影法を理解できる。
機械要素の表現法を理解できる。
機械要素の製図ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次元の物体を2次元で表現するための投影法を的確に理解できる。3次元の物体を2次元で表現するための投影法を理解できる。3次元の物体を2次元で表現するための投影法を理解できない。
評価項目2機械要素の表現法を的確に理解できる。機械要素の表現法を理解できる。機械要素の表現法を理解できない。
評価項目3機械要素の製図が的確にできる。機械要素の製図ができる。機械要素の製図ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、3年前期科目である「CAD演習」において、3D-CADソフトウェアを用いる事前準備として、必要不可欠な機械製図の基礎を習得することを目的とする。そこで、前半は2次元図面での製図法、後半はねじ、歯車などの機械要素の製図および3D-CADの概要と基本操作を学ぶ。
授業の進め方・方法:
本講義では、JIS製図規格、製作図、歯車などの機械要素の製図および3D-CADの概要と基本操作を学ぶ。
授業の前半では、実習を行うため、製図用具(定規、コンパスなど)を持参すること。
授業の後半では、3D-CADソフトウェアを用いた演習を行うため、USBメモリを持参すること。
関連科目:機構学、CAD演習
注意点:
注意点:指定した教科書のページを事前に読んでおくこと。
点数配分:試験60%+課題40%で評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。再試験を受けた場合、総合評価の上限を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 製図の基本①(製図の規格と投影法) 製図の規格と投影法を理解する。
2週 製図の基本②(投影法の演習) 投影法を理解する。
3週 製作図①(線の用法、図形の表し方) 線の用法、図形の表し方を理解する。
4週 製作図②(寸法記入1) 寸法記入1を理解する。
5週 製作図③(寸法記入2) 寸法記入2を理解する。
6週 製作図④(寸法公差とはめあい) 寸法公差とはめあいを理解する。
7週 製作図⑤(表面性状と幾何公差) 表面性状と幾何公差を理解する。
8週 中間試験 中間試験を実施し、これまでの理解度を図る。
4thQ
9週 機械要素①(ボルト、ナットの製図) ボルト、ナットの製図法を理解する。
10週 機械要素②(ボルト、ナットの製図) ボルト、ナットを製図する。
11週 機械要素③(歯車の製図) 歯車の製図法を理解する。
12週 機械要素④(歯車の製図) 歯車を製図する。
13週 3D-CADの概要、簡単な3D部品の作成 3D-CADの概要、簡単な3D部品の作成を理解する。
14週 簡単な3D部品の作図 簡単な3D部品の作図を理解する。
15週 簡単な3D部品の作図 簡単な3D部品を作図する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1
製図用具を正しく使うことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2
線の種類と用途を説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後3
物体の投影図を正確にかくことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,後4,後5
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3後6,後7
部品のスケッチ図を書くことができる。3後10,後12
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2後13,後14,後15
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3後9,後10,後11,後12

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000