人文社会科学探求2

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 人文社会科学探求2
科目番号 3S03 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 藍澤 光晴

到達目標

①近・現代日本史の流れを理解できる。
②現代日本を取り巻く諸問題の歴史的な背景を理解できる。
③現代日本の置かれた立場を国際社会の観点から説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代日本の置かれた立場について歴史的な背景とともに説明できる。日本の近代から現代にかけての歴史的な流れを説明できる。近・現代日本史の歴史的な流れを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第二次世界大戦からの世界の歴史について学習します。最終的に現代日本の抱えている問題について歴史的背景とともに考察し、これからの日本の展望について考えられるようにしましょう。
授業の進め方・方法:
講義は、基本的に座学中心であるが、映像資料等も適宜活用し、受講者には講義中に発言を必ず求めることもある。
注意点:
成績評価は、レポート(100%)の割合で算出する。60点以上が合格となる。
次回以降の授業範囲の専門用語の意味等を理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の進め方や成績評価について理解できる。
2週 二つの世界大戦 第一次世界大戦後半から戦争の形が変化したことについて理解できる。
3週 第二次世界大戦 第二次世界大戦について映像で理解する。
4週 国連の成立と機能①
国連の成立
国連の成立過程について理解できる。
5週 国連の成立と機能②
国連の役割
国連の役割について理解できる。
6週 東西連戦①
資本主義経済と共産主義経済
資本主義経済と共産主義経済の違いについて理解できる。
7週 東西冷戦②
冷戦構造の成立
東西冷戦構造成立について理解できる。
8週 東西冷戦③
映像で見る冷戦構造の成立
ヤルタ会談に見る世界の分割について映像で理解する。
4thQ
9週 東西冷戦④
冷戦構造の激化
冷戦構造の激化の要因について理解できる。
10週 東西冷戦⑤
米ソの停滞
米ソの経済的な停滞について理解できる。
11週 東西冷戦⑥
映像でみる東西冷戦
東西冷戦構造下の世界の現状を映像で理解する。
12週 朝鮮戦争と日本経済 日本経済の発展の要因と朝鮮戦争との関係を理解できる。
13週 アメリカの停滞①
ベトナム戦争と黒人問題
ベトナム戦争の勃発の過程、黒人問題について理解できる。
14週 アメリカの停滞②
映像で見るアメリカ
アメリカのベトナム戦争への介入と黒人問題について映像で理解する。
15週 冷戦とパラダイムシフト
脱冷戦後の課題
民族紛争などの地域紛争についての冷戦後の世界情勢を理解できる。
16週 エピローグ まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後15
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000