到達目標
1.PLCを用いたシーケンス制御系を構築できる。
2.シーケンス制御系をラダー図で表現できる。
3.PLC演習装置にラダー図を入力し、実機を動かすことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | PLCを用いたシーケンス制御回路を構成できる。 | PLCを用いたシーケンス制御回路の構成を理解できる。 | PLCを用いたシーケンス制御回路の構成を理解できない。 |
評価項目2 | 指定された動作のタイムチャートを描き、それをラダー図で表現できる。 | 指定された動作をラダー図で表現できる。 | 指定された動作をラダー図で表現できない。 |
評価項目3 | PLC演習装置にラダー図を入力し、指定された動作を実現できる。 | PLC演習装置にラダー図を入力することができる。 | PLC演習装置にラダー図を入力することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
メカトロ系エンジニアが経験するシーケンス制御に関する実務上の問題点と課題を理解し、適切に対応する能力を養う。
実務経験のある教員による授業活用:この科目は、企業でシーケンス制御を担当していた教員の経験を活かし、授業を構成し、講義および演習を行うものである。
授業の進め方・方法:
シーケンス制御の基礎を講義し、ラダー図の作成およびPLCを用いた演習を小テスト形式で行う。
注意点:
評価は、期末試験60%、レポート30%、工場見学10%として100点満点に換算し、60点以上を合格とする。
期末試験は100点満点とし、合格とならなかった者に対して再試験を行う。ただし、再試験を行った者の評価は60点を最大とする。
レポートは、毎授業ごとに時間内提出:3点,次回までの提出:2点,次々回以降:1点とし、回数×3点を満点とする。工場見学点は出席すれば満点、欠席の場合は0点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
PLCの仕組、基本命令 |
PLCの構成および基本的な命令を理解する。
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2週 |
各種基本回路(論理演算回路、自己保持回路順序回路、インターロック回路、タイマ回路) |
基本的な論理演算を行うことができる。 基本的な動作をラダー図に変換することができる。
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3週 |
応用例演習(揚水ポンプの制御) |
揚水ポンプの動作をラダー図に変換できる。
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4週 |
応用例演習(早押しクイズ押ボタン制御) |
早押しクイズ押しボタンの動作をラダー図に変換できる。
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5週 |
応用例演習(2進カウンタLED制御) |
2進カウンタLED制御の動作をラダー図に変換できる。
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6週 |
応用例演習(モータの回転制御) |
モータの回転制御の動作をラダー図に変換できる。
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7週 |
応用例演習(遮断機の制御) |
遮断機の制御動作をラダー図に変換できる。
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8週 |
応用例演習(ワーク払い出し制御) |
ワーク払い出し制御の動作をラダー図に変換できる。
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2ndQ |
9週 |
応用例演習(ベルトコンベアの制御) |
ベルトコンベアの制御の動作をラダー図に変換できる。
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10週 |
応用例演習(自動ドアの制御) |
自動ドアの制御の動作をラダー図に変換できる。
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11週 |
応用例演習(モータの回転制御) |
モータの回転制御の動作をラダー図に変換できる。
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12週 |
応用例演習(ワーク仕分け制御) |
ワーク仕分け制御の動作をラダー図に変換できる。
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13週 |
PLC演習(論理演算、自己保持、順序回路) |
論理演算、自己保持、順序回路のラダー図をPLCに入力し、動作を確認できる。
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14週 |
PLC演習(タイマ回路、応用例) |
タイマ回路、応用例のラダー図をPLCに入力し、動作を確認できる。
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15週 |
PLC演習(応用例) |
応用例のラダー図をPLCに入力し、動作を確認できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 基本的な論理演算を行うことができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 3 | 前2 |
与えられた順序回路の機能を説明することができる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
順序回路を設計することができる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |