概要:
ネットワークが発達している現在、専門家だけでなく、すべての技術者がネットワークセキュリティに関する基礎的な知識を習得する必要がある。特に、情報処理に携わる技術者は、常にネットワークの脆弱性を念頭に置いておく必要がある。この授業では、ネットワークセキュリティの基礎として、ソフトウェアやネットワークの脆弱性とそれを利用したサーバー攻撃などがどのように行われるかを学習する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って、講義を行っていく。また、適宜スライドやプリントも併用していく
関連科目:ディジタル通信,情報通信実験
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%とする。
(2)評価基準:100点法で評価し、60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 2 | 前3 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 2 | 前3 |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
インターネットの概念を説明できる。 | 2 | 前3,前4,前5 |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 2 | 前3 |
主要なサーバの構築方法を説明できる。 | 1 | 前4 |
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。 | 1 | 前4 |
その他の学習内容 | コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 4 | 前2,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
基本的な暗号化技術について説明できる。 | 4 | |
基本的なアクセス制御技術について説明できる。 | 4 | |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 4 | |
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。 | 1 | 前11,前14 |