到達目標
1.優れた日本文学(小説、戯曲)に数多く触れることで、柔軟な感性を養う。
2.作品を正確かつ豊かに読み味わい、独自の解釈を持てるようにする。
3.作品に対して作り上げた解釈を、自身の言葉でわかりやすく表現できることを目指す。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 読後に主体的な読みを豊かに作り上げられる。 | 読後に主体的な読みを作り上げられる。 | 読後に主体的な読みを作り上げられない。 |
評価項目2 | 描写の美しさ、展開の面白さに興味を持ち、鑑賞できる感性を持てる。 | 描写の美しさ、展開の面白さに興味を持つことができる。 | 描写の美しさ、展開の面白さに興味を持つことができない。 |
評価項目3 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、豊かに表現することができる。 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、表現することができる。 | 自分が作品に対して持った解釈や感想を、表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
数多くの日本文学に触れ、作家や作品の面白さを知ることを第一の目標とする。昨今、顧みられることの少なくなってきた日本文学の魅力に気づき、自ら読書する場にしてもらいたい。その上で、日本文学の特色を見出し、理解を深めていく。作品によっては映像資料等を取り入れることで、多角的に文学作品の主体的な読みを作り上げていく。また、日本語表現の美しさに触れながら、自らの表現力も高める場とすることをねらいとする。
授業の進め方・方法:
授業で取り上げる作品については、授業計画を参照すること。一作品につき、二週分の授業を行う。作品は前週までにプリントで配布するので、必ず授業には作品を読んで出席すること。一週目は、授業の冒頭30分間で「初読メモ」を作成してもらう。学期末に、授業で取り上げた作品のなかから一作品を選び、自身の読み方、理解の仕方を執筆し、レポート提出することを課す。
注意点:
各回の授業への参加度(出席、初読メモ・ショートコメント、提出物等)50%、期末レポート50%で評価する。
100点を満点とし、60点以上を合格点とする。
必要に応じて再試験相当の課題を出す。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方、取り組み方、レポートに取り掛かるタイミングについて理解を得ておく。
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2週 |
小説編:森鷗外「最後の一句」ほか |
初読メモを作成する。作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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3週 |
小説編:森鷗外「最後の一句」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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4週 |
小説編:江戸川乱歩「押絵と旅する男」ほか |
初読メモを作成する。作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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5週 |
小説編:江戸川乱歩「押絵と旅する男」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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6週 |
小説編:梶井基次郎「檸檬」ほか |
初読メモを作成する。作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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7週 |
小説編:梶井基次郎「檸檬」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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8週 |
戯曲編:菊池寛「父帰る」ほか |
初読メモを作成する。日本の近代演劇の成立過程、作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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2ndQ |
9週 |
戯曲編:菊池寛「父帰る」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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10週 |
戯曲編:岸田國士「紙風船」ほか |
初読メモを作成する。作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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11週 |
戯曲編:岸田國士「紙風船」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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12週 |
戯曲編:三好十郎「疵だらけのお秋」ほか |
初読メモを作成する。作家の生まれ、育ち、人生観、作風の特徴などについて知識を得る。
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13週 |
戯曲編:三好十郎「疵だらけのお秋」ほか |
作品に触れ、描かれた人物との出会いを通して自己の視野を広げる。自分はどう読むか、主体的な独自の読みを作り上げていく。
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14週 |
レポート執筆について |
文学論の執筆例などをサンプルにした説明を聞き、文学の論じ方について理解する。
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15週 |
レポート執筆について |
各自が執筆した作品論(第一稿)を相互に読み合い、批評し合う。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 10 | 20 | 60 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 5 | 5 | 10 | 40 | 0 | 60 |
専門的能力 | 0 | 5 | 5 | 10 | 20 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |