概要:
制御工学は、メカトロニクス分野において重要な学問の一つである。本講義では、古典制御理論を中心に、高精度な自動制御を実現するための技術的課題およびその解決法について学習する。
授業の進め方・方法:
主に、教科書や配布プリントなどを用いて講義を進める。また、Octaveを用いた電子計算機室でのパソコン利用による演習も行うことで、さまざまな実機へ応用するための素養を身に付ける。
関連科目:応用数学1、計測工学、制御工学2、ロボット工学、制御工学実験
注意点:
注意点:指定した教科書のページを事前に読んでおくこと。
点数配分:定期試験100%で評価する。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。再試験を受けた場合、総合評価の上限を60点とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 自動制御の定義と種類を説明できる。 | 3 | 前1 |
フィードバック制御の概念と構成要素を説明できる。 | 3 | 前1 |
基本的な関数のラプラス変換と逆ラプラス変換を求めることができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
ラプラス変換と逆ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
伝達関数を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7 |
ブロック線図を用いて制御系を表現できる。 | 4 | 前5,前6,前7,後11,後12,後13,後14,後15 |
制御系の過渡特性について説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
制御系の定常特性について説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
制御系の周波数特性について説明できる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後11,後12,後13,後14,後15 |
安定判別法を用いて制御系の安定・不安定を判別できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後7,後11,後12,後13,後14,後15 |
電気・電子系分野 | 制御 | 伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。 | 3 | 前5,前6 |
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。 | 3 | 前7 |
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3 |
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。 | 3 | 後9,後10 |
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14,前15 |
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7 |