到達目標
1.材料力学や機械材料について理解できる。
2.熱・流体力学や熱機関・流体機械について理解できる。
3.工業力学や機構・機械要素について理解できる。
4.機械加工法や工作機械・数値制御について理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 材料力学や機械材料について理解できる。 | 材料力学や機械材料について概ね理解できる。 | 材料力学や機械材料について理解できない。 |
評価項目2 | 熱・流体力学や熱機関・流体機械について理解できる。 | 熱・流体力学や熱機関・流体機械について概ね理解できる。 | 熱・流体力学や熱機関・流体機械について理解できない。 |
評価項目3 | 工業力学や機構・機械要素について理解できる。 | 工業力学や機構・機械要素について概ね理解できる。 | 工業力学や機構・機械要素について理解できない。 |
評価項目4 | 機械加工法や工作機械・数値制御について理解できる。 | 機械加工法や工作機械・数値制御について概ね理解できる。 | 機械加工法や工作機械・数値制御について理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
4
説明
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JABEE C-1
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教育方法等
概要:
制御情報工学技術者にとっても必要である機械工学の基礎的な知識を学ぶ。機械の4力学(材料力学、流体力学、熱力学、工業力学)の基礎を学び、それらを応用した機械について勉強する。また、機械加工法や工作機械・数値制御について学び、機械工学に関する基礎知識を体系的に学習し、ものづくりの基盤となる機械工学の概要を修得する。
授業の進め方・方法:
教科書および配布プリント等に基づいて授業を進める。また現物を見せて、理解させることがある。さらに課題レポートにまとめて提出させることがある。機械の諸現象を理解し、実務に活用できる機械工学を学習する貴重な機会であることに留意し、熱心に学習すること。また私語が多いなど受講とみなせない場合や他の学生の妨げとなる受講態度の場合は、早退として取り扱う。
注意点:
定期試験の結果で評価する。中間試験と期末試験は同じ割合で評価する。ただし課題レポートを提出させた場合は、課題レポートも評価対象とする。
再試験は1回のみとし、その際の成績は60点を上限とする。
評価基準:60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
材料(1) 材料力学 |
応力、ひずみ、引張、圧縮、曲げなどの基本が理解できる。
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2週 |
材料(2) 材料の破壊 |
材料の壊れ方が理解できる。
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3週 |
材料(3) 機械材料 |
機械に用いられる材料について理解できる。
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4週 |
流体(1) 流体力学 |
流体の性質、流体の静・動力学、層流、乱流が理解できる。
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5週 |
流体(2) 流体機械 |
風車、水車、ポンプなどの流体機械について理解できる。
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6週 |
熱(1) 熱力学 |
熱と仕事、気体の状態方程式、熱力学の法則が理解できる。
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7週 |
熱(2) 熱機関 |
各種熱機関が理解できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
設計(1) 機構 |
リンク機構、カム機構など各種機構が理解できる。
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10週 |
設計(2) 工業力学 |
物体に働く力、モーメント、運動方程式について理解できる。
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11週 |
設計(3) 機械要素 |
ねじ、歯車、軸受などの機械要素について理解できる。
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12週 |
加工(1) 加工法 |
切削や研削の基本が理解できる。
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13週 |
加工(2) 工作機械 |
各種工作機械の概要が理解できる。
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14週 |
加工(3) 数値制御 |
NC工作機械やNCプログラムについて理解できる。
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15週 |
機械工学のまとめ |
これまで学んだ加工法を実際の加工に適用するための考え方を身に付ける。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 3 | |
応力とひずみを説明できる。 | 3 | |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 3 | |
許容応力と安全率を説明できる。 | 3 | |
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。 | 3 | |
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。 | 3 | |
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。 | 3 | |
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。 | 3 | |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 3 | |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 3 | |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 3 | |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 3 | |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |