概要:
デジタル技術を活用して行政課題の解決に取り組むことにより,適切に対応できる能力を養う。フィールドワークを通じて課題について理解を深めた後,企業メンターと協力して,アイデアを仕様書にまとめ,プログラミングによる問題解決を図る。最終講義ではプレゼンテーションを行い,課題解決方法のフィードバックを行う。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で画像認識の研究を行っていた教員の経験を活かし,システム仕様書作成,プログラム作成などについて講義・演習形式で授業を行うものである。
参考資料:https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230131/5010019066.html
授業の進め方・方法:
4名程度の班分けを行い,行政課題について選定する。各班には企業メンターが配属され,課題について問題解決するためのアプリケーション作成を行う。最終講義でプレゼンテーション,デモを行う。
注意点:
プログラム仕様書、アプリケーションの提出を必須とし、成果発表会による相互評価を実施した後に総合的に評価する。評価点が60点以上を合格とする。
授業中に課題となった内容を復習し、次回までに対応方法を検討しておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
テーマの説明・選定、システム仕様書の書き方説明,アイディア創出説明 |
全体の流れを理解し,システム仕様書,アイディア創出の必要性を理解できる。
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2週 |
フィールドワーク |
現場にフィールドワークに赴き,行政課題について理解できる。
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3週 |
アイデア創出,システム仕様書作成 |
アイディアを創出し,それらをシステム仕様書で表現できる。
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4週 |
アイデア創出,システム仕様書作成 |
アイディアを創出し,それらをシステム仕様書で表現できる。
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5週 |
グループミーティング,プログラム作成 |
企業メンターを交えたグループミーティングを行い,システム仕様書に基づくプログラム作成について理解を深める。
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6週 |
プログラム作成 |
システム仕様書に基づくプログラムを作成できる。
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7週 |
プログラム作成 |
システム仕様書に基づくプログラムを作成できる。
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8週 |
プログラム作成 |
システム仕様書に基づくプログラムを作成できる。
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4thQ |
9週 |
プログラム作成 |
システム仕様書に基づくプログラムを作成できる。
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10週 |
グループミーティング,システム仕様書修正,プログラム修正および最終プレゼンテーション作成 |
企業メンターを交えたグループミーティングを行い,変更した仕様をシステム仕様書に反映し,プログラムを修正できる。 実践した内容のプレゼンテーションを作成できる。
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11週 |
システム仕様書修正,プログラム修正および最終プレゼンテーション作成 |
変更した仕様をシステム仕様書に反映し,プログラムを修正できる。 実践した内容のプレゼンテーションを作成できる。
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12週 |
最終プレゼンテーション作成 |
実践した内容のプレゼンテーションを作成できる。
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13週 |
グループミーティング,最終プレゼンテーション事前発表 |
企業メンターを交えたグループミーティングを行い,実践した内容のプレゼンテーションを修正できる。
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14週 |
最終プレゼンテーション |
発表内容が他者に伝わるようにプレゼンテーションできる。
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15週 |
学力到達確認 |
評価結果を受領し,各自の学力到達状況を確認する.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 4 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 4 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。 | 4 | 前8,前9,前10,前11,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。 | 4 | |
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 4 | 前10,前11,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。 | 4 | 前10,前11,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。 | 4 | |
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。 | 4 | |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | 後2,後3,後4 |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | 後2,後3,後5 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | |