到達目標
1.マイクロコンピュータの基本構成と動作の原理を理解する。
2.Z80におけるMPUの構成、命令の概要、アセンブリー言語の基本を理解する。
3.Z80アセンブリープログラミングの基礎を習得し、簡単なプログラムを作成できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | マイクロコンピュータの基本構成と動作の原理を理解できる。 | マイクロコンピュータの基本構成と動作の原理を一定程度に理解できる。 | マイクロコンピュータの基本構成と動作の原理を理解できない。 |
評価項目2 | Z80におけるMPUの構成、命令の概要、アセンブリー言語の基本を理解できる。 | Z80におけるMPUの構成、命令の概要、アセンブリー言語の基本を一定程度に理解できる。 | Z80におけるMPUの構成、命令の概要、アセンブリー言語の基本を理解できない。 |
評価項目3 | Z80アセンブリープログラミングの基礎を習得し、簡単なプログラムを作成できる。 | Z80アセンブリープログラミングの基礎を習得し、簡単なプログラムを一定程度に作成できる。 | Z80アセンブリープログラミングの基礎の習得や、簡単なプログラムを作成できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
アセンブリー言語はマイクロコンピュータ制御技術に欠かせない重要なプログラミング言語である。本講義では、マイクロコンピュータの基本構成と動作を理解した上にアセンブリープログラミングの基本技術、プログラム開発の基本方法を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書に基づいた講義は主である。授業内容の進行に伴い試問や問題解説を行う。授業外の課題や練習問題を課す。
注意点:
授業の前に授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
中間試験(40%)、期末試験(60%)の総合成績で評価を行う。
総合成績が60点以上を合格とする。総合成績が60点未満の学生には1回再試験を設ける。
再試験は、全範囲として100点満点で60点以上を合格とし、60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
マイクロコンピュータの基礎 |
マイクロコンピュータの基礎を理解できる。
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2週 |
マイクロコンピュータにおけるデータ表現 |
マイクロコンピュータにおけるデータ表現を理解できる。
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3週 |
マイクロコンピュータの基本構成と動作 |
マイクロコンピュータの基本構成と動作を理解できる。
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4週 |
Z80の構成と命令の概要 |
Z80の構成と命令の概要の仕組を理解できる。
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5週 |
Z80におけるアセンブラ、アセンブリー言語の概要 |
Z80におけるアセンブラ、アセンブリー言語の仕組を理解できる。
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6週 |
Z80の転送命令 |
Z80の転送命令を理解でき、使用できる。
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7週 |
Z80の演算命令 |
Z80の演算命令を理解でき、使用できる。
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8週 |
Z80のジャンプ命令 |
Z80のジャンプ命令を理解でき、使用できる。
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4thQ |
9週 |
Z80のローテート・シフト命令 |
Z80のローテート・シフト命令を理解でき、使用できる。
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10週 |
Z80のビット操作命令 |
Z80のビット操作命令を理解でき、使用できる。
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11週 |
Z80の入出力命令 |
Z80の入出力命令を理解でき、使用できる。
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12週 |
Z80のMPU制御命令と操作命令 |
Z80のMPU制御命令と操作命令を理解でき、使用できる。
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13週 |
Z80のコール命令・リターン命令 |
Z80のコール命令・リターン命令を理解でき、使用できる。
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14週 |
プログラム開発の基礎 |
プログラム開発の基礎を理解できる。
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15週 |
プログラム開発の手順 |
プログラム開発の手順を理解でき、応用できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 4 | |
データ型の概念を説明できる。 | 4 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 4 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 4 | |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 4 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 4 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | |
計算機工学 | 整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | |
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 4 | |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 4 | |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |