到達目標
1.円周率πの歴史を学ぶことによって,数学の理解を深める。
2.数学の研究および研究発表の方法を学ぶ。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 πの歴史の理解 | πの新たな計算方法を考える。 | πの計算法を理解する。 | πの計算法が理解できない。 |
評価項目2 研究発表・プレゼンテーション | テキストの内容を理解し,工夫して発表できる。 | テキストの内容を理解して説明できる。 | テキストの内容を説明できない。 |
評価項目3 πの歴史に関するレポート作成。 | πの歴史について新たな視点を含めて作成できる。 | πの歴史についてレポートをまとめられる。 | とめることが出来ない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
円周率πは数学の大きな研究テーマであり現在もそうである。この円周率πの歴史を学ぶことにより,数学の理解を深めることが大きな目標である。
具体的にはこれまで学んできた三角関数,数列,積分等を応用してπの値を求めることにより,数学を自在に使いこなすことを目標にする。
また,講義だけなく、演習、研究、プレゼンテーションの場を用意するので、この授業に積極的に参加することを期待する。
授業の進め方・方法:
πの歴史をまとめたプリントをテキストとし、それをもとにゼミ形式で授業を進める。
ゼミの形式をとり、参加者が輪番でプレゼンテーションする。
πの歴史についてレポートをまとめる。
注意点:
各自が積極的に授業(ゼミ)に参加することを期待する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概論 |
πの歴史の全体像をつかむ。
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2週 |
πの歴史(1) |
古代のπの計算法を理解する。
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3週 |
πの歴史(2) |
和算におけるπの計算法を理解する。
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4週 |
πの歴史(3) |
ヴィエタの公式を理解する。
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5週 |
πの歴史(4) |
ウォリスの公式を理解する。
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6週 |
πの歴史(5) |
グレゴリーの級数を理解する。
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7週 |
πの歴史(6) |
ビュホンの針について理解する。
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8週 |
中間のまとめ・発表 |
中間のまとめのレポートを作成する。
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4thQ |
9週 |
πの歴史(7) |
アークタンジェント関数を理解する。
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10週 |
πの歴史(8) |
アークタンジェント関数、マチンの公式を利用してπを計算する。
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11週 |
πの歴史(9) |
ゼータ関数を理解する。
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12週 |
πの歴史(10) |
ベータ関数、ガンマ関数を理解する。
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13週 |
πの歴史(11) |
ベータ関数とガンマ関数のつながりを理解する。
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14週 |
πの歴史(12) |
BBP公式等現代におけるπの計算法を理解する。
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15週 |
総まとめ |
全体のまとめのレポートを作成する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 0 | 30 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 24 | 0 | 24 | 32 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 6 | 0 | 6 | 8 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |