データベース基礎

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 データベース基礎
科目番号 4S40 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 速水治夫他 「データベース」(オーム社)
担当教員 中野 明

到達目標

1.データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。
2.データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
3.実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。データベースシステムとファイルシステムの違いをほぼ理解している。データベースシステムとファイルシステムの違いを理解していない。
評価項目2データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせをほぼ記述できる。データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できない。
評価項目3実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せをほぼ行うことができる。実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
データベースならびにデータベースシステムは、大量の情報を蓄積し、効率的に利用するための基盤技術の一つである。そのため、産業界において広く普及している。本授業では、このデータベースならびにデータベースシステムに関する基本的な知識の習得とSQLによる実践的な技術の修得を授業の目的とする。
授業の進め方・方法:
参考図書、配布プリントなどを用いた講義を行う。また、データベースならびにデータベースシス
テムへの理解を深めるため、AccessとSQLite3を用いた演習を状況に応じて行う。
注意点:
点数分配:評価割合に従い行う。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 データベースの基本概念
データベースの基本概念を理解する。
2週 データベースのモデル
データベースのモデルを理解する。
3週 関係データベースの基礎(キー制約・整合性制約)
キー制約・整合性制約を理解する。
4週 関係データベースの基礎(関係代数)
関係代数を理解する。
5週 リレーショナルデータベース言語SQL(データベース言語)
データベース言語の特徴を理解する。
6週 リレーショナルデータベース言語SQL(探索条件)
SQLでの探索条件を理解する。
7週 演習(探索条件の基礎)
SQLでの探索条件を理解する。
8週 関係データベース・SQLの試験 関係データベース・SQLの問題を解くことができる。
2ndQ
9週 関係データベース・SQLの復習 関係データベース・SQLの問題を解くことができる。
10週 リレーショナルデータベース言語SQL(集合関数)
SQLでの集合関数を理解する。
11週 リレーショナルデータベース言語SQL(複数の表の利用)
SQLでの複数の表の利用を理解する。
12週 演習(複数の表の利用)
SQLでの複数の表の利用を理解する
13週 リレーショナルデータベース言語SQL(副問合せ)
SQLでの副問合せを理解する
14週 リレーショナルデータベース言語SQL(変更・追加・削除)
SQLでの変更・追加・削除を理解する
15週 演習(SQL)
SQLでの問合せを理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4前15
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。4前15
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000