到達目標
1.データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。
2.データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
3.実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | データベースシステムとファイルシステムの違いを理解している。 | データベースシステムとファイルシステムの違いをほぼ理解している。 | データベースシステムとファイルシステムの違いを理解していない。 |
評価項目2 | データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせをほぼ記述できる。 | データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できない。 |
評価項目3 | 実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができる。 | 実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せをほぼ行うことができる。 | 実際にデータベースマネージメントシステムを扱い、データ問合せを行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
データベースならびにデータベースシステムは、大量の情報を蓄積し、効率的に利用するための基盤技術の一つである。そのため、産業界において広く普及している。本授業では、このデータベースならびにデータベースシステムに関する基本的な知識の習得とSQLによる実践的な技術の修得を授業の目的とする。
授業の進め方・方法:
参考図書、配布プリントなどを用いた講義を行い、その後、データベースならびにデータベースシステムへの理解を深めるため実践的な演習を行う。
演習では、AccessとSQLite3を用いてデータベースならびにクエリの作成を課す。演習の成果は、実行結果などの提出より確認する。
演習環境は、第一IT演習室、第二IT演習室に整っているが、SQLite3はフリーでの利用が可能であるため、SQLite3の自主学修は放課後だけでなく自宅でも可能である。
注意点:
点数分配:評価割合に従い行う。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試を行う。
学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
諸注意:次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
データベースの基本概念・データベースのモデル
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データベースの基本概念・データベースのモデルを理解する。
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2週 |
関係データベースの基礎(キー制約・整合性制約)
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キー制約・整合性制約を理解する。
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3週 |
関係データベースの基礎(関係代数)
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関係代数を理解する。
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4週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(データベース言語)
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データベース言語の特徴を理解する。
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5週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(探索条件)
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SQLでの探索条件を理解する。
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6週 |
演習(探索条件の基礎)
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SQLでの探索条件を理解する。
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7週 |
関係データベース・SQLの試験
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関係データベース・SQLの問題を解くことができる。
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8週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(集合関数) |
SQLでの集合関数を理解する。
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2ndQ |
9週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(複数の表の利用) |
SQLでの複数の表の利用を理解する。
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10週 |
演習(複数の表の利用)
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SQLでの複数の表の利用を理解する。
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11週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(副問合せ) |
SQLでの副問合せを理解する。
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12週 |
演習(副問合せ)
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SQLでの副問合せを理解する。
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13週 |
リレーショナルデータベース言語SQL(変更・追加・削除) |
SQLでの変更・追加・削除を理解する。
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14週 |
演習(変更・追加・削除) |
SQLでの変更・追加・削除を理解する。
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15週 |
講義全体の復習
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SQLでの問合せを理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 4 | 前15 |
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 4 | 前15 |
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 4 | 前15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |