英語Ⅴ

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語Ⅴ
科目番号 5S01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:技術系英文ライティング教本, 中山裕木子著, 日本能率協会マネジメントセンター; 理数系のための技術英語練習帳, 金谷健一著, 共立出版
担当教員 小田 幹雄

到達目標

1.英文技術文書の基礎となる数学用語や専門用語を用いることができる。
2.日本語から英文技術の文章を作ることができる。
3.特許明細書を読んで,その発明を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1英文技術文書の基礎となる数学用語や専門用語を常に正確に用いることができる。英文技術文書の基礎となる数学用語や専門用語を用いることができる。英文技術文書の基礎となる数学用語や専門用語を用いることができない。
到達目標2日本語から適切な英文技術の文章を作ることができる。日本語から英文技術の文章を作ることができる。日本語から英文技術の文章を作ることができない。
到達目標3特許明細書を読んで,その発明を正確で詳細に説明できる。特許明細書を読んで,その発明を説明できる。特許明細書を読んで,その発明を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
英文技術文書の読解とライティングは,技術者にとって求められる能力の一つである。この講義では,英文技術英語を作成するための実践的な基礎知識を修得することを目的とする。まず,英文技術文書の基礎となる数学用語や専門用語を説明する。つぎに,英文技術文書を書くために必要な基礎的技法を説明する。さらに,応用例として,英文特許明細書を読み,明細書から特許請求の範囲を理解するための演習をする。また,インターネットの時事英語サイトを教材として,リーディング力とリスニング力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
配布プリントと板書による講義形式を基本とする授業である。さらに,向上心の強化を図るために,意見交換や演習を行うペアワークやグループワークを導入する。また,授業内容の理解度を確認するために小テストを実施する。
注意点:

中間試験および期末試験からなる定期試験(80%),小テスト(20%)で評価し,60点以上を合格とする。また,授業での積極的な参加(意見や発表等)の学生には,評価点を加算する。不合格の場合は,定期試験の再試験を実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 技術英語の基礎(1) 数式を英語で読むことができる。
2週 技術英語の基礎(2) 数学用語を用いることができる。
3週 技術英語の基礎(3) 計算やプログラミング等に関する専門用語を用いることができる。
4週 技術英語の基礎(4) 定義や仮定の文章を記述することができる。
5週 技術英語のライティング技法(1) 明確で簡潔な技術英文を作成できる。
6週 技術英語のライティング技法(2) 比較表現の技術英文を作成できる。
7週 技術英語のライティング技法(3) 関係代名詞,関係副詞を用いた技術英文を作成できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 時事英語(1) リスニング力と読解力を向上する。
10週 時事英語(2) リスニング力と読解力を向上する。
11週 時事英語(3) リスニング力と読解力を向上する。
12週 技術英語のライティング技法(4) 論文等の技術文書の構成を説明できる。
13週 特許明細書(1) 特許明細書を理解することができる。
14週 特許明細書(2) 特許明細書を理解することができる。
15週 総復習 授業内容を復習することにより,知識を定着する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。2
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。2
英語運用能力向上のための学習相手が明瞭に毎分100語程度の速度で、自分や身近なことについて基本的な表現を用いて話す場合、その内容を聴いて理解できる。3
自分や身近なことについて、前もって準備をすれば毎分100語程度の速度で約1分間の口頭説明ができる。3
相手が明瞭に毎分100語程度の速度で、繰り返しや言い換えを交えて話し、適切な助言、ヒント、促しなどが与えられれば、自分や身近なことについて口頭で簡単なやり取りや質問・応答ができる。3
相手が明瞭に毎分120語程度の速度で、自分や身近なこと及び自分の専門に関する簡単な情報や考えを話す場合、その内容を聴いて理解できる。3
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報(例:実験成果など)や考えについて、前もって準備をすれば毎分120語程度の速度で約2分間の口頭説明ができる。3
相手が明瞭に毎分120語程度の速度で、繰り返しや言い換えを交えて話し、適切な助言、ヒント、促しなどが与えられれば、自分や身近なこと及び自分の専門に関する簡単な情報や考えについて口頭でやり取りや質問・応答ができる。3
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。2
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。2

評価割合

試験小テストその他合計
総合評価割合80200100
基礎的能力80200100
専門的能力0000
分野横断的能力0000