通信工学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 通信工学
科目番号 5S15 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:教員による配布資料
担当教員 大崎 邦倫

到達目標

1.アナログ情報のディジタル化について説明できる。
2.各種通信システムについて説明できる。
3.フーリエ変換を使って現象の説明ができる。
4.各種変調方式について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1アナログとディジタルについて,無線周波数とその特徴について理解・説明ができるアナログとディジタルについて,無線周波数とその特徴の概要について説明ができるアナログとディジタルについて,無線周波数とその特徴について説明ができない
評価項目2フーリエ変換をつかった通信の現象について理解・説明ができるフーリエ変換をつかった通信の現象の概要について説明ができるフーリエ変換をつかった通信の現象について説明ができない
評価項目3各種変調方式について理解・説明ができる各種変調方式の概要について説明ができる各種変調方式の概要について説明ができない
評価項目4各種通信システムについて理解・説明ができる各種通信システムの概要について説明ができる各種通信システムの概要について説明ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
近年のコンピュータネットワークの発展に伴い,通信システムや情報通信ネットワークの重要性がより高まっている。これらの通信にはディジタル通信が用いられている。本講義では,ディジタル信号を伝送するために必要な技術について学ぶ。フーリエ変換,変調方式,確率過程,パルス通信,多重化方式等について幅広く学ぶ。
実務経験のある教員による授業活用:この科目は、企業でデジタル通信システムの開発に従事した教員の経験を活かし,授業を構成し,講義を行うものである。
授業の進め方・方法:
配布資料によって講義を行い,必要に応じて補足資料をプロジェクタ等を用いて説明する。
注意点:
中間試験(50%)、期末試験(50%)を実施し、100点法により評価する。上記評価法にて60点未満の者に対して、再試験を1回のみ実施する。
再試験の範囲は全範囲とし、60点を上限とする。
評価基準:60点以上を合格とする。
次回の授業範囲を予習し,専門用語の意味等を理解しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 過去の通信手法と現在の通信手法の違い 過去の通信手法と現在の通信手法の違い説明できる
2週 アナログとディジタルの相違,無線周波数とその利用分野 アナログとディジタルの相違及び無線周波数とその利用分野を説明できる
3週 符号化法と変調 符号化法と変調について説明できる
4週 システムの信頼性、冗長化 システムの信頼性、冗長化について説明できる
5週 通信プロトコル、OSIの7層モデル 通信プロトコル、OSIの7層モデルについて説明できる
6週 情報源の種類と信号帯域 情報源の種類と信号帯域を説明できる
7週 情報の圧縮 情報の圧縮について説明できる
8週 総合演習
2ndQ
9週 情報量、エントロピー、冗長度 情報量、エントロピー、冗長度について説明できる
10週 通信容量における帯域幅と信号電力対雑音電力比の等価性 通信容量における帯域幅と信号電力対雑音電力比の等価性を説明できる
11週 フーリエ変換とその計算 フーリエ変換とその計算について説明できる
12週 信号電力の対数をつかった表現と計算方法 信号電力の対数をつかった表現と計算ができる
13週 アナログ信号における振幅,周波数、位相変調 アナログ信号における振幅,周波数、位相変調を説明できる
14週 デジタル信号におけるASK, FSK, PSK, QAMの説明 デジタル信号におけるASK, FSK, PSK, QAMを説明できる
15週 答案返却と復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
専門的能力100100