情報工学実験

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 情報工学実験
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 プリント教材
担当教員 熊丸 憲男,中野 明

到達目標

1.実験により、これまで学習したことの理解を深めることができる。
2.得られた結果を分析、把握、考察する能力を身に付けることができる。
3.簡単な組合せ論理回路と順序回路を設計できる。
4.ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1これまで学習したこととの対応関係から気づきを得て理解を深めている。これまで学習したこととの対応関係を意識できている。これまで学習したこととの対応関係を意識できていない。
評価項目2結果を分析、把握、考察を通して、上手くいかない理由や、改善のポイントなどを説明できる。試行錯誤しながら取り組むなど、結果を分析、把握、考察する様子がうかがえる。落ち着いて考えることなく、周囲に頼り、結果を分析、把握、考察する様子がうかがえない。
評価項目3
評価項目4指定した開発環境・動作確認環境における開発ができ、開発環境の使いこなしが見られる。指示に従って指定した開発環境・動作確認環境における開発ができる。指示に従って指定した開発環境・動作確認環境における開発ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報工学に関する基本的な知識や技術を、実験実習や机上での演習を通じて、体験的に修得することを目的とする。情報工学に関するソフトウェアとハードウェアの分野に分かれて、実験を行い実践的能力を身につける。
授業の進め方・方法:
実験は、2班に分かれてソフトウェア系テーマ(2から8)とハードウェア系テーマ(9から15)とを輪番で行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報工学実験ガイダンス
2週 データ処理プログラミング1(単純ソート、単純選択法)
3週 データ処理プログラミング2(クイックソート)
4週 描画プログラミング演習(Graphicsクラスによる線・文字の描画)
5週 タブレット用アプリ開発演習1(Androidoプログラミング、クロス開発)
6週 GUIプログラミング演習(Componentクラスとイベント処理)
7週 タブレット用アプリ開発演習2(画像描画、イベント処理、クロス開発)
8週 迷路探索アルゴリズム(データ構造とアルゴリズム、ポリモーフィズム)
2ndQ
9週 計算機作成の説明
10週 計算機の設計(Verilog HDL)
11週 計算機の設計1(デコーダ)
12週 計算機の設計2(発振回路)
13週 計算機の設計3(メモリ回路)
14週 計算機の設計4(演算回路)
15週 計算機の設計5(プログラミング)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。2
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。2
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。2
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。2
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。2
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。2
時間計算量や領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを理解している。2
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000003030
専門的能力000003030
分野横断的能力000004040