制御情報工学概論

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御情報工学概論
科目番号 0092 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント教材,Power Point(プロジェクター)、ビデオ教材。参考書:高専機構編,目指せプロフェッショナルエンジニア われら高専パワー全開(日刊工業新聞社)
担当教員 綾部 隆,丸山 延康,江崎 昇二,江頭 成人,小田 幹雄,黒木 祥光,熊丸 憲男,中野 明,松島 宏典,堺 研一郎,田中 諒

到達目標

1.専門科目担当各教員の授業内容のあらましを理解できる。
2.制御情報工学科専門教育課程について大まかに理解できる。
3.専門科目に関連した工学基礎科目を学ぶ理由を理解できる。
4.制御情報工学科の実験の概要を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門科目担当各教員の授業内容のあらましを理解できる。専門科目担当各教員の授業内容のあらましをほぼ理解できる。専門科目担当各教員の授業内容のあらましを理解できていない。
評価項目2制御情報工学科専門教育課程の概要について理解できる。制御情報工学科専門教育課程の概要についてほぼ理解できる。制御情報工学科専門教育課程について理解できない。
評価項目3専門科目に関連した工学基礎科目を学ぶ理由を理解できる。専門科目に関連した工学基礎科目を学ぶ理由をほぼ理解できる。専門科目に関連した工学基礎科目を学ぶ理由を理解できない。
評価項目4制御情報工学科の実験の概要を理解できる。制御情報工学科の実験の概要をほぼ理解できる。制御情報工学科の実験の概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
研究室や実験室等を見学し、また制御情報工学科で開設されている専門科目や教員の研究分野を平易に解説することで将来の学習の動機付けを行う。
授業の進め方・方法:
制御情報工学科教員が1回づつ担当して講義する。また、制御情報工学科の実験についてガイダンスする。プリント教材やPower Point(プロジェクター)を使用し、専門科目の内容を分かりやすく説明する。中間試験期間中は休講とする。
注意点:
特に予備知識は必要ない。毎回レポートを作成するので、授業内容を理解するように心がけること。
各教員が課すレポート課題を100点満点で評価し、平均をとる。
評価基準:60点以上を合格とする。
再試:再試は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 制御情報工学科の施設見学 制御情報工学科の施設を把握する。
2週 制御情報工学科のガイダンス、カリキュラム等の説明(綾部) 制御情報工学科の教育カリキュラム、就職・進学先を把握し、将来への学習意欲をもつ。
3週 脳の数理科学(小田) 脳の数理科学についての知識を理解できる。
4週 シーケンス制御,計測工学,制御工学(江﨑) シーケンス制御,計測工学,制御工学についての知識を理解する。
5週 システム制御とコンピュータ システム制御とコンピュータについての知識を理解する。
6週 磁石の性質を利用する次世代エレクトロニクス (堺) 磁石の性質を利用する次世代エレクトロニクスについての知識を理解する。
7週 組込技術と自然言語処理(熊丸) 組込技術と自然言語処理についての知識を理解する。
8週 中間試験期間のため休講
2ndQ
9週 コンピュータビジョン(松島) コンピュータビジョンについての知識を理解する。
10週 ソフトウェア工学(中野) ソフトウェア工学についての知識を理解できる。
11週 制御系の設計とシミュレーション(田中) MATLAB/Simulinkを使った制御系の設計とシミュレーションの概要を理解できる。
12週 情報理論と信号処理(黒木) 情報理論と信号処理についての知識を理解できる。
13週 動画像符号化(丸山) 動画像符号化についての知識を理解できる。
14週 電気電子工学実験(堺)、情報工学実験
(中野)、情報通信実験(黒木)のガイダンス
制御情報工学科の実験について理解する。
15週 物体の運動と力学(綾部) 物体の運動と力学の基礎を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。1前4
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。1前4
計測制御計測の定義と種類を説明できる。1前5
伝達関数を説明できる。1前5
電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。1
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。1
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。1前7,前15
電子工学真性半導体と不純物半導体を説明できる。1前6,前15
情報系分野プログラミング変数とデータ型の概念を説明できる。1前7,前8,前10
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。1前8,前9,前14
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。1前9,前14
ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。1前9
情報数学・情報理論情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。1前11,前13
その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。1前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000