数学ⅢA

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 数学ⅢA
科目番号 0140 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 1.田代 嘉宏・難波 完爾 編 新編 高専の数学3(森北出版株式会社)2.田代 嘉宏 編 新編 高専の数学3問題集(第2版)(森北出版株式会社)3.日本数学教育学会高専・大学部会教材研究グループ(TAMS)編集 ドリルと演習シリーズ 微分積分(電気書院)
担当教員 川嶋 克利

到達目標

1.工学の基本的問題を解決するために必要な数学の知識,計算技術を修得する.
2.工学の基本的問題を解決するために必要な応用能力を修得する.
3.数学の知識および技術等を工学における現象面と関連づけて活用する能力を養う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一変数関数の積分に関して,二年生で学習できなかった部分を学習したのち,二変数関数の微分・積分概念の理解および初等的な関数の微分・積分の計算能力を養成する.そして,微分・積分の簡単な応用ができるようになること.
授業の進め方・方法:
身につけるべき内容が多いので、多くの学生にとっては,早いスピードで授業は進行します.また,演習も取り入れながら授業は進めていきます.しかし,授業中の演習だけでは十分な演習量を確保できない.したがって,予習と復習が足りないと,十分な理解と,身につけるべき計算力が身に付かないので,予習と復習を十分に行ってほしい.また,教科書の問題だけでは,演習不足になるので,教科書と同時に購入する問題集等を活用して問題演習を十分に行ってほしい.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第2次導関数と曲線の凹凸
2週 逆関数
3週 逆三角関数と導関数
4週 曲線の媒介変数方程式
5週 極座標と曲線
6週 平均値の定理
7週 不定形の極限値
8週 べき級数
2ndQ
9週 高次導関数
10週 テイラーの定理
11週 双曲線関数
12週 おもな関数の不定積分
13週 分数関数の積分
14週 sin x,cos x の分数関数の積分
15週 和の極限値としての定積分
16週
後期
3rdQ
1週 面積・体積
2週 曲線の長さ
3週 広義積分
4週 ガンマ関数
5週 2変数関数
6週 偏導関数
7週 合成関数の偏導関数
8週 2変数関数の平均値の定理
4thQ
9週 2変数関数の極大・極小
10週 陰関数定理
11週 条件付き極大・極小
12週 重積分
13週 極座標による重積分
14週 重積分における変数変換
15週 重積分の簡単な応用
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学合成関数の導関数を求めることができる。2
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。2
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。2
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。2
2重積分を累次積分になおして計算することができる。2
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。2
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000