到達目標
1.代表的な機械工作作業ができる。
2.代表的な電気回路製作作業ができる。
3.プログラミングができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 指定された工作機械・器具を用いて、図面どおりの部品を加工できる。 | 指定された工作機械・器具を用いて、部品を加工できる。 | 指定された工作機械・器具を用いて、部品を加工できない。 |
評価項目2 | 指定された電気回路製作器具を用いて、回路図どおりの配線作業ができる。 | 指定された電気回路製作器具を用いて、配線作業ができる。 | 指定された電気回路製作器具を用いて、配線作業ができない。 |
評価項目3 | 指定されたプログラミング環境を用いて、PICへのプログラム書き込みができる。 | 指定されたプログラミング環境を用いて、プログラム入力ができる。 | 指定されたプログラミング環境を用いて、プログラム入力ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
メカトロ系エンジニアが経験する機械加工、電気回路製作、プログラミング、組立てに関する内容を実習し、適切に対応する能力を養う。
制御の起源であるワットのガバナの原理を理解する。
授業の進め方・方法:
1クラスを12班に編成し、機械加工4回+予備1回、電気回路製作およびプログラミング4回+予備1回、組立て2回+予備2回の授業で、ガバナ製作キットを完成させる。
機械工作工場で作業を行う場合は、作業服を着用する。危険な作業もあるので、各授業の安全指導を十分に理解すること。
注意点:
工作評価点、回路製作評価点、動作評価点、工場見学点の合計100点満点で評価し、60点以上を合格とする。
工作評価点と回路製作評価点は各25点満点で評価する。動作評価点は、ガバナが正常に動作すれば40点、動作しなければ25点とする。工場見学点は参加すれば10点とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
安全上の注意、実施方法説明および注意事項、分解作業 |
以降の実習における安全上の注意点を理解する。 昨年度の完成品を指定された器具を用いて分解できる。
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2週 |
機械工作法(旋盤、ノギス) |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。
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3週 |
機械工作法(フライス盤、エンドミル) |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。
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4週 |
機械工作法(ボール盤、タップ、ダイス、弓のこ、やすり、けがき) |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 その他の指定された工作器具を使用できる。
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5週 |
機械工作法予備作業 |
与えられた機械工作作業を完成させる。
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6週 |
電気回路製作(コネクタ製作) |
指定された電気回路製作器具を用いて指定部品の加工ができる。
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7週 |
電気回路製作(半田付け作業1) |
指定された電気回路製作器具を用いて指定部品の加工ができる。
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8週 |
電気回路製作(半田付け作業2) |
指定された電気回路製作器具を用いて指定部品の加工ができる。
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2ndQ |
9週 |
プログラミング(PICプログラム入力) |
プログラムを実行するための手順を理解でき、PICにプログラム書き込みできる。
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10週 |
電気回路製作予備作業 |
与えられた電気回路製作およびPICへのプログラム書き込みを完成させる。
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11週 |
機械工作法、電気回路製作予備 |
与えられた機械工作作業、電気回路製作およびPICへのプログラム書き込みを完成させる。
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12週 |
組立作業1 |
図面及び手順書に基づき加工した部品の組み立てを行うことができる。
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13週 |
組立作業2、動作確認 |
図面及び手順書に基づき加工した部品の組み立てを行い、動作確認ができる。
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14週 |
組立作業予備 |
図面及び手順書に基づき加工した部品の組み立てを行い、動作確認ができる。
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15週 |
工場見学 |
実際の工場で、様々な加工方法がどのように用いられているかを理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 2 | |
機械設計 | ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 1 | |
工作 | 切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 1 | |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 1 | |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 1 | |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 1 | 前3 |
情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |