電気電子工学実験

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気電子工学実験
科目番号 0270 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 実験テキスト(プリント)を配布する。参考図書については、プリントの各実験項目に記載している。
担当教員 江頭 成人,堺 研一郎

到達目標

1.各項目の実験原理を説明できる。
2.実験で扱う各種電機電子機器や回路の動作原理を説明できる。
3.各種計測機器の扱い方を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各項目の実験原理を説明できる.各項目の実験原理を理解できる.各項目の実験原理を理解できない.
評価項目2実験で扱う各種電機電子機器や回路の動作原理を説明できる.実験で扱う各種電機電子機器や回路の動作原理を理解できる.実験で扱う各種電機電子機器や回路の動作原理を理解できない.
評価項目3各種計測機器の扱い方を説明できる.各種計測機器の扱い方を理解できる.各種計測機器の扱い方を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
メカトロニクスに直接関連した電気電子工学の科目で学んだ回路動作や機器の特性を実験で再確認し、代表的な電気回路や電気機器に対する理解を深め、各種計測器の扱いにも習熟する。
授業の進め方・方法:
クラスを11班に分け、テーマ毎について輪番で実験する。各テーマに必要な機材はあらかじめ準備されているが、実験装置、測定機器の接続は各自で行う。実験終了後は、レポートを提出する。レポートの提出は、次の実験の開始時までに所定の提出箱に提出する。また、当日の実験に関する準備レポートも合わせて提出すること。尚、最終回の実験レポートのみ、実験より1週間後の17:00までに指定の場所に提出すること。
注意点:
(1)点数配分:すべてのレポートを100点法で採点し、その平均点を最終的な評価とする。
なお、配布するレポートの表紙に書かれている採点基準で採点を行うが、1項目以上が0点だった場合、
そのレポートの最終的な評価を0点とする。また、事前提出、実験後の提出に遅れたレポートの評価は、
本来の評価に0.6を掛けたものとする。
(2)評価基準:平均点が60点以上を合格とする。
(3)再試は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 直流回路の基礎的実験 直流回路の基礎的実験ができる.
2週 単相交流回路の実験 単相交流回路の実験ができる.
3週 整流回路の実験(1)ダイオードの電圧・電流特性 整流回路の実験(1)ダイオードの電圧・電流特性ができる.
4週 整流回路の実験(2)単相整流回路、三相整流回路の電圧電流波形 整流回路の実験(2)単相整流回路、三相整流回路の電圧電流波形ができる.
5週 直流電動機速度制御の基礎実験 直流電動機速度制御の基礎実験ができる.
6週 三相誘導電動機の負荷特性 三相誘導電動機の負荷特性の実験ができる.
7週 ステッピングモータの特性(1)静特性 ステッピングモータの特性(1)静特性の実験ができる.
8週 ステッピングモータの特性(1)動特性 ステッピングモータの特性(1)動特性の実験ができる.
2ndQ
9週 単相インバータの実験 単相インバータの実験ができる.
10週 三相PWMインバータ駆動誘導電動機の特性 三相PWMインバータ駆動誘導電動機の特性の実験ができる.
11週 FFTアナライザによる波形解析(1)方形波、三角波 FFTアナライザによる波形解析(1)方形波、三角波の実験ができる.
12週 FFTアナライザによる波形解析(2)半波整流波、全波整流波 FFTアナライザによる波形解析(2)半波整流波、全波整流波の実験ができる.
13週 演算増幅回路の実験(1)反転増幅回路、非反転増幅回路、差動増幅回路 演算増幅回路の実験(1)反転増幅回路、非反転増幅回路、差動増幅回路ができる.
14週 演算増幅回路の実験(2)反転加算回路、積分回路、微分回路、コンパレータ 演算増幅回路の実験(2)反転加算回路、積分回路、微分回路、コンパレータができる.
15週 ワンチップマイコンの実験 ワンチップマイコンの実験ができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
直流回路論における諸定理について実験を通して理解する。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
交流回路論における諸現象について実験を通して理解する。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
過渡現象について実験を通して理解する。1前5,前6,前7,前8,前9,前10
半導体素子の電気的特性の測定法を習得し、実験を通して理解する。2前3,前4,前13,前14
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。2前13,前14
論理回路の動作について実験結果を考察できる。2前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000