卒業研究

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0282 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 7
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:10
教科書/教材 テーマごとに指導教員が文献・資料を準備する。
担当教員 綾部 隆,丸山 延康,江崎 昇二,江頭 成人,小田 幹雄,黒木 祥光,熊丸 憲男,中野 明,松島 宏典,堺 研一郎,田中 諒

到達目標

1. 日本語による論理的な記述、口頭発表、質疑応答ができる。
2. 新たな知識を自学自習で獲得し、研究を進めることができる。
3. 与えられた制約の下で計画的に研究を進め、まとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語による論理的な記述、口頭発表、質疑応答がせいかくできる。日本語による論理的な記述、口頭発表、質疑応答がほぼできる。日本語による論理的な記述、口頭発表、質疑応答ができていない。
評価項目2新たな知識を自学自習で獲得し、研究を進めることができる。新たな知識を自学自習で獲得し、研究を進めることがほぼできる。新たな知識を自学自習で獲得し、研究を進めることができていない。
評価項目3与えられた制約の下で計画的に研究を進め、まとめることができる。与えられた制約の下で計画的に研究を進め、まとめることがほぼできる。与えられた制約の下で計画的に研究を進め、まとめることができていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
5年間で学んだ知識・技術を応用して、選択したテーマに沿って自発的に、研究、設計試作、実験、調査などを行い、報告書にまとめ、プレゼンテーションを行うことにより、目標を達成する。
授業の進め方・方法:
1. 1名または数名が1組になって各研究室に所属し、選択したテーマに取り組む。
2. 日々の研究内容をその都度、所定の用紙に記録する。
3. 卒業論文および要旨にまとめ、発表会でプレゼンテーションを行い、質問に答える。
4. 各自の創造性を発揮して、今までにない新しい「ものづくり」となるように努力すること。
注意点:
指導教員と複数の関連教員で評価する。指導教員は研究内容の評価を40点満点、指導教員と2名の関連教員で発表を通しての評価を60点満点で行う。合計100点満点。
評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 6節リンク機構による二足準受動歩行 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
2週 コインの転がり運動解析 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
3週 鶏舎暖房システムにおける2自由度PID制御系のシミュレーションによる検討 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
4週 鶏舎暖房制御におけるディジタルフィルタの検討 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
5週 Windows版Visual Studioによるタイマ割り込み処理精度の比較 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
6週 カメラ入力とサウンド出力を用いたロボットアーム操作システム テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
7週 DCアンプを用いた眼電入力による迷路ゲームやロボットアームの操作 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
8週 スピンバルブ効果を利用した半導体FeSi2のスピン拡散長の探索 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
2ndQ
9週 半導体FeSi2中への純スピン流の生成と磁化反転制御 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
10週 ニューラルネットを用いた英単語の分散表現法に関する研究 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
11週 英字ニュース記事データベースにおける難易度情報の改善―関係詞の抽出と検証― テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
12週 英字ニュース記事分類機能の改良と記事ビュワーにおける熟語情報の可視化 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
13週 Google Calendar API を利用した行先表示板の製作 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
14週 Simulated Annealingを用いた授業時間割アルゴリズムに関する研究 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
15週 HEVCイントラ予測におけるCU分割の効率化に関する研究 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
16週 ※ テーマは、変更される場合がある。
後期
3rdQ
1週 ライトフィールド画像における核型ノルム正則化を用いた深度推定 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
2週 L0勾配制約を用いたライトフィールド画像の領域分割による視差推定 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
3週 ADMMを用いたHSIの分散圧縮符号化 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
4週 Integral Crack Featuresを用いたスペクトラルクラスタリングによるクラック検出 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
5週 パーコレーション理論に基づいた道路上のクラック検出 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
6週 MCMS法を用いたクラスタリングに関する研究 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
7週 スペクトラルクラスタリングを用いた道路上のクラック検出 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
8週 鉄シリサイド系人工格子における非局所配置型スピンバルブ効果の観測 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
4thQ
9週 展示用ロボットの改良と、Kinectによる制御の提案 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
10週 展示用ロボットの制御回路の製作 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
11週 中学生を対象とした制御分野の学習教材の開発 テーマとなる理論、システム開発、調査の完遂
12週 研究論文・概要の作成 研究論文・概要の完成
13週 プレゼンテーション資料の作成 プレゼンテーション資料の完成
14週 プレゼンテーションの練習 プレゼンテーションの練習を通して、テーマの理解が深まる
15週 プレゼンテーションの質問の受け答え 的確に質問に応答することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06000040100
基礎的能力0300002050
専門的能力0300002050
分野横断的能力0000000