産業デザイン論

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 産業デザイン論
科目番号 0285 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教材は適宜資料を配付
担当教員 秋田 直繁

到達目標

1.人間生活において必要とされるモノとコトの関係性への理解
2.生産と消費におけるデザインの役割への理解
3.課題発見からアイデア創出、プロトタイピング、評価というデザインプロセスを理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
観察力情報収集や実態調査などを通して問題を発見できる不十分ではあるが、情報収集や実態調査などを通して問題を発見できる情報収集や実態調査などを通して問題を発見できない
分析力発見した問題を整理し解決すべき課題を抽出できる不十分ではあるが、発見した問題を整理し解決すべき課題を抽出できる発見した問題を整理し解決すべき課題を抽出できない
発想力抽出した課題を解決するためのアイデアを発想できる不十分ではあるが、抽出した課題を解決するためのアイデアを発想できる抽出した課題を解決するためのアイデアを発想できない
表現力アイデアを人に伝えるために具現化できる不十分ではあるが、アイデアを人に伝えるために具現化できるアイデアを人に伝えるために具現化できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
日常的に私たちの使う商品が、どのような考え方のもとで生まれ、どのような役割を果たしてきたのか。また様々な意味での文明の転換点である今日、デザインはどのような方向で考えられているのか。実際の商品を取り上げ、その意味を考える。そして、課題発見からアイデアの創出、プロトタイピング、評価というデザインプロセスをワークショップを通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業における商品デザインの講議、デザイン提案スタディ、テーマレポートを総合的に行う。
授業中に私語のあるものは退出させるので注意すること。
注意点:
授業レポート40% 課題解決・デザイン提案のスタディ40% テーマレポート20%
再試験は行わない。
評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション(授業の進め方/評価方法等のガイダンス) 授業の方針や内容を理解する
2週 広義のデザインと狭義のデザイン デザインとは何か?を考え、理解を深める
3週 素材とデザイン1 金属や樹脂の種類や成型方法を理解する
4週 素材とデザイン2 木材の加工方法を理解する
5週 ユーザー中心設計1 ユーザー中心設計の概要と方法を学ぶ
6週 ユーザー中心設計2 エクストリームユーザーにいて理解する
7週 観察の手法 実践を行いながら観察の手法を理解する
8週 アイデア展開の手法 事例と理論からアイデア展開について理解する
4thQ
9週 プロトタイピングの手法 ミニワークショップを行いプロトタイピングを実践する
10週 デザイン評価方法 デザイン評価方法を理解する
11週 課題発見・解決のスタディ(ワークショップ) 学んだことを活かしデザイン活動を行う
12週 課題発見・解決のスタディ(ワークショップ) 学んだことを活かしデザイン活動を行う
13週 デザイン提案・プレゼンテーション(ワークショップ) デザイン活動のプレゼンテーションを実施
14週 これから求められる商品デザインの方向性 デザインの未来について議論する
15週 テーマレポート 課題について深く考える
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。2
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000