科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 法学
科目番号 0290 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 毎回、レジュメを配布します。参考文献は適宜紹介します。
担当教員 鎌田 厚志

到達目標

1、憲法・法律についての基礎的な知識の習得。
2、憲法・法律の背景をなしている思想や人権理念の基礎的な理解。
3、憲法・法律と現代社会との関わりの理解。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1憲法の主要な条文の内容の理解。憲法の主要な条文の内容を理解している。憲法の主要な条文の内容を理解していない。
評価項目2憲法の背景となる思想や人権理念の理解。近代立憲主義や人権の歴史を理解している近代立憲主義や人権の歴史を理解していない。
評価項目3憲法と現代社会の関わりへの理解や関心。現代社会との関連で憲法を理解し自ら考える。現代社会と憲法について関心や理解を有さない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
私たちの国や社会は、法律によって成り立っている。法律により私たちは自分や他人を守り、助けることができる。本講義では、憲法を中心に、私たちを成り立たせているルール・法律についての基礎知識の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
授業は毎回に配布するレジュメを中心に進める。新聞記事などの紹介や、前回授業アンケートの紹介とその中の質問への応答も適宜行う。ミニッツペーパー(質問等を記入する用紙)を適宜配布する。
注意点:
定期試験(期末試験)80%、課題レポート10%、毎回の授業アンケートへの取り組み(理解・感想・質問など)10%を目安として評価する。再試験は必要に応じて行う。評価基準:60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション (講義の進め方・評価方法、法とは何か) 法の概要や種類についての理解。
2週 近代憲法の歴史と思想 近代立憲主義の歴史の概要の理解。
3週 日本における憲法の歴史 日本における憲法の歴史の概要の理解。
4週 前文・天皇条項 憲法前文の内容、および天皇条項の概要の理解。
5週 憲法九条・平和条項 憲法九条に対する複数の解釈学説の理解。
6週 基本的人権 基本的人権の歴史や意義についての理解。
7週 包括的基本権・法の下の平等 憲法13条・14条の内容の理解。
8週 精神的自由権 憲法21条等の内容の理解。
2ndQ
9週 経済的自由権・生存権 憲法25条等の内容の理解。
10週 人身の自由・国務請求権 憲法18条・31条等の内容の理解。
11週 参政権・国会 国会の仕組みの理解。
12週 内閣・司法 内閣や裁判所の仕組みの理解。
13週 財政・地方自治・憲法保障 地方自治や憲法改正条項などについての理解。
14週 民法 民法の概要の理解。
15週 現代社会と法・まとめ 現代社会と法の関わりについて、および本講義の概要の理解。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。1
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。1
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。1
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。1
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。1
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。1
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。2
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。1
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2
地歴・公民国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000