歴史学入門

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史学入門
科目番号 0297 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 岡本 和也

到達目標

1. 上述の目的を達成するために、本に書かれている何らかの見解を批判的に検討し、何らかの問題を設定し、その問題について調べ、 その結果得た自分の見解を他人に的確に伝えられるようになること。
2. 他人の見解を理解し、それについて議論できるようになること
3.  自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できるようになること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
問題設定と口頭発表批判的に検討し、何らかの問題を設定し、自分の見解を他人に的確に伝えることができる批判的に検討し、何らかの問題を設定することができる批判的に検討し、何らかの問題を設定することができない
議論他人の見解を理解し、それについて議論できる他人の見解を理解することができる他人の見解を理解することができない
レポート作成自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できる論理的には不十分であるが、自分の見解を説明したレポートを作成できる自分の見解を論理的に説明したレポートを作成できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 何らかの見解を批判的に検討し、自分の見解を発表することで、自分の意見を他人に伝える方法を学ぶこと。また、他学生の意見を聞くことで、他人の意見を理解し、それについて議論する方法を学ぶこと。そして、それらの経験を生かして、論理的思考力を養い論理的な文章を作成する能力を向上させること。
授業の進め方・方法:
 授業は学生による報告を中心に行う。まず、自分の関心がある歴史にかかわる本を探し、その本に書かれている何らかの見解を紹介する。そして、他の本を用いるなどして、その見解を批判的に検討し、その成果を報告する。これを各学生が行い、その報告について授業で参加する全員で議論する。次にその議論をいかして、各自が調べなおし、その成果を再び授業で発表し、議論する。そして、これらの口頭報告を経て、各学生が自分の見解を論理的に説明したレポートを提出する。
注意点:
評価基準:60点以上を合格とする。再試験は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション  授業の内容を理解する
2週 5分報告…関心がある文献に説明されている見解を紹介し、それについて議論する 関心がある文献に説明されている見解を紹介し、それについて議論する
3週 講評と今後の方針…5分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 5分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
4週 15分報告1…5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する 5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する
5週 15分報告2…5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する 5分報告よりも論点を絞った詳細な報告を15分で行い、それについて議論する
6週 講評と今後の方針1…15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
7週 講評と今後の方針2…15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する 15分報告後の議論と講評を受けて、今後の方針を報告する
8週 30分発表のリハーサル…司会進行の方法や発表内容を確認する 司会進行の方法や発表内容を確認する
4thQ
9週 30分発表1…制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う 制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う
10週 30分発表2…制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う 制限時間を設け、15分報告よりもより具体的な指摘を伴う発表し、質疑応答を行う
11週 講評と今後の方針1…30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する 30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する
12週 講評と今後の方針2…30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する 30分発表の内容について議論し、今後の方針を報告する
13週 レポート内容の説明…これまでの経過をいかして作成したレポートの内容を説明する これまでの経過をいかして作成したレポートの内容を説明する
14週 レポート批評会1…他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する 他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する
15週 レポート批評会2…他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する 他学生のレポートを読み、事前に提出した意見をもとに、議論する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。1後14,後15
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。1後14,後15
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。1後14,後15
社会地歴日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。1後14,後15
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。1後14,後15
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。1後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000