概要:
この授業では,離散数学について,集合・関数・順列組合せ・基数法を基礎知識として,命題論理・ブール代数・述語論理・グラフ理論・有限オートマトン等の各テーマについて学習し,それらの知識を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
本講義は座学により進める。座学で学習項目を学んだ後,より理解を深めるために,演習問題に取り組む時間を設ける。授業中はノートをきちんと取り,分からない箇所については,適宜質問すること。
関連科目:信号処理
注意点:
(1)点数配分:前期中間試験25%、前期期末試験25%、後期中間試験25%、後期期末試験25%とする。
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて理解する。 | 2 | |
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて理解する。 | 2 | |
物質が原子からできていることが説明できる。 | 2 | |
単体と化合物の意味と具体例が説明できる。 | 2 | |
同素体がどのようなものか説明できる。 | 2 | |
純物質と混合物の区別ができる。 | 2 | |
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。 | 2 | |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが理解できる。 | 2 | |
水の状態変化が理解できる。 | 2 | |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 2 | |
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 2 | |
気体の状態方程式が説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 2 | |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 2 | |
同位体について説明できる。 | 2 | |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 2 | |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 2 | |
価電子について説明できる。 | 2 | |
原子のイオン化について説明できる。 | 2 | |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 2 | |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 2 | |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 2 | |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 2 | |
イオン結合について説明できる。 | 2 | |
イオン結合性物質の性質が説明できる。 | 2 | |
イオン性結晶がどのようなものか理解できる。 | 2 | |
共有結合がどのようなものか説明できる。 | 2 | |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 2 | |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 2 | |
金属の性質が説明できる。 | 2 | |
原子の相対質量が理解できる。 | 2 | |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを理解できる。 | 2 | |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 2 | |
分子量・式量がどのような意味をもつか理解できる。 | 2 | |
気体の体積と物質量の関係を理解している。 | 2 | |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 2 | |
化学反応を用いて化学量論的な計算することができる。 | 2 | |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 2 | |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 2 | |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 2 | |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)が説明できる。 | 2 | |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 2 | |
電離度から酸・塩基の強弱が説明できる。 | 2 | |
pHが説明でき、pHから水素イオン濃度が計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 2 | |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。また、中和滴定の計算ができる。 | 2 | |
酸化還元反応について説明できる。 | 2 | |
イオン化傾向について説明できる。 | 2 | |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 2 | |
ダニエル電池についてその反応が説明できる。 | 2 | |
鉛蓄電池についてその反応が説明できる。 | 2 | |
一次電池の種類を知っている。 | 2 | |
二次電池の種類を知っている。 | 2 | |
電気分解反応を説明できる。 | 2 | |
電気分解の利用として、たとえば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。 | 2 | |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系 | 計算機工学 | 整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | 前6,前7,前8 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 2 | 前6,前7,前8 |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 2 | 前12,前13,前14 |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 2 | 前12,前13,前14 |
論理式の簡単化の概念を説明できる。 | 2 | 前12,前13,前14 |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 2 | 前12,前13,前14 |
与えられた簡単な組合せ論理回路の機能を説明することができる。 | 2 | |
組合せ論理回路を設計することができる。 | 3 | |
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。 | 2 | |
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。 | 2 | |
与えられた簡単な順序回路の機能を説明することができる。 | 2 | |
簡単な順序回路を設計することができる。 | 3 | |
ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。 | 2 | |
情報数学・情報理論 | 集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。 | 2 | 前1,前8 |
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前8 |
ブール代数に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | 前9,前10,前11 |
論理代数と述語論理に関する基本的な概念を説明できる。 | 2 | 前9,前10,前11,前15 |
離散数学に関する知識がアルゴリズムの設計に利用できることを理解している。 | 1 | 後14 |