シーケンス制御

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 シーケンス制御
科目番号 1262 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 制御情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト(プリント配布)、シーケンス制御演習盤(1セット/1人)
担当教員 江崎 昇二

到達目標

1.PLCを用いたシーケンス制御系を構築できる。
2.シーケンス制御系をラダー図で表現できる。
3.PLC演習装置にラダー図を入力し、実機を動かすことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1PLCを用いたシーケンス制御回路を構成できる。PLCを用いたシーケンス制御回路の構成を理解できる。PLCを用いたシーケンス制御回路の構成を理解できない。
評価項目2指定された動作のタイムチャートを描き、それをラダー図で表現できる。指定された動作をラダー図で表現できる。指定された動作をラダー図で表現できない。
評価項目3PLC演習装置にラダー図を入力し、指定された動作を実現できる。PLC演習装置にラダー図を入力することができる。PLC演習装置にラダー図を入力することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
メカトロ系エンジニアが経験するシーケンス制御に関する実務上の問題点と課題を理解し、適切に対応する能力を養う。
授業の進め方・方法:
シーケンス制御の基礎を講義し、ラダー図の作成およびPLCを用いた演習を小テスト形式で行う。
注意点:
評価は、期末試験60%、レポート30%、工場見学10%として100点満点に換算し、60点以上を合格とする。
期末試験は100点満点とし、合格とならなかった者に対して再試験を行う。ただし、再試験を行った者の評価は60点を最大とする。
レポートは、毎授業ごとに時間内提出:3点,次回までの提出:2点,次々回以降:1点とし、回数×3点を満点とする。工場見学点は出席すれば満点、欠席の場合は0点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 PLCの仕組、基本命令 PLCの構成および基本的な命令を理解する。
2週 各種基本回路(論理演算回路、自己保持回路順序回路、インターロック回路、タイマ回路) 基本的な論理演算を行うことができる。
基本的な動作をラダー図に変換することができる。
3週 応用例演習(揚水ポンプの制御) 揚水ポンプの動作をラダー図に変換できる。
4週 応用例演習(早押しクイズ押ボタン制御) 早押しクイズ押しボタンの動作をラダー図に変換できる。
5週 応用例演習(2進カウンタLED制御) 2進カウンタLED制御の動作をラダー図に変換できる。
6週 応用例演習(モータの回転制御) モータの回転制御の動作をラダー図に変換できる。
7週 応用例演習(遮断機の制御) 遮断機の制御動作をラダー図に変換できる。
8週 応用例演習(ワーク払い出し制御) ワーク払い出し制御の動作をラダー図に変換できる。
2ndQ
9週 応用例演習(ベルトコンベアの制御) ベルトコンベアの制御の動作をラダー図に変換できる。
10週 応用例演習(自動ドアの制御) 自動ドアの制御の動作をラダー図に変換できる。
11週 応用例演習(モータの回転制御) モータの回転制御の動作をラダー図に変換できる。
12週 応用例演習(ワーク仕分け制御) ワーク仕分け制御の動作をラダー図に変換できる。
13週 PLC演習(論理演算、自己保持、順序回路) 論理演算、自己保持、順序回路のラダー図をPLCに入力し、動作を確認できる。
14週 PLC演習(タイマ回路、応用例) タイマ回路、応用例のラダー図をPLCに入力し、動作を確認できる。
15週 工場見学 実際の工場で、PLCがどのように用いられているかを理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。2
基本的な論理演算を行うことができる。1前2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力0000000
専門的能力6000003090
分野横断的能力000001010