概要:
電気電子工学の基礎科目,およびメカトロニクス・情報工学関連科目として,電気回路Ⅰの修得を目的とする.この科目受講後に履修予定の電気回路Ⅱ,電磁気学,電子回路,電気機器,パワーエレクトロニクスなどを学ぶ上で必須の科目である.
授業の進め方・方法:
教科書に沿った板書授業を中心とし,例題や類題の演習も行う.演習課題は必ず自分で解き,自己学習能力を高めるよう努力すること.
関連科目:電気回路Ⅱ,電磁気学,電子回路,電気機器,パワーエレクトロニクスなど
注意点:
点数配分:試験(80%),レポート(20%)とする.
評価基準:60点以上を合格とする.
再試:再試を行う.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電流,電圧,オームの法則,電気抵抗 |
電流,電圧,オームの法則,電気抵抗に関連する計算ができる.
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2週 |
倍率器と分流器 |
倍率器と分流器に関連する計算ができる.
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3週 |
ブリッジ回路の平衡条件 |
ブリッジ回路の平衡条件に関連する計算ができる.
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4週 |
キルヒホッフの法則 |
キルヒホッフの法則に関連する計算ができる.
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5週 |
電気エネルギーと熱作用(電力,電力量,ジュールの法則) |
電気エネルギーと熱作用(電力,電力量,ジュールの法則)に関連する計算ができる.
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6週 |
前期中間まとめ |
前期中間まとめ
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7週 |
前期中間試験 |
前期中間試験
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8週 |
交流の定義 |
交流の定義を説明できる.
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2ndQ |
9週 |
正弦波交流の発生と瞬時値,周期,周波数,各周波数,回転数 |
正弦波交流の発生と瞬時値,周期,周波数,各周波数,回転数に関連する計算ができる.
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10週 |
正弦波交流の表し方,波形率と波高率 |
正弦波交流の表し方,波形率と波高率に関連する計算ができる.
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11週 |
位相角と位相差 |
位相角と位相差に関連する計算ができる.
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12週 |
正弦波交流のベクトル表示(交流のベクトル表示,ベクトルの合成(加減法)) |
正弦波交流のベクトル表示(交流のベクトル表示,ベクトルの合成(加減法))に関連する計算ができる.
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13週 |
正弦波交流のベクトル表示(ベクトル計算(正弦波交流の合成)) |
正弦波交流のベクトル表示(ベクトル計算(正弦波交流の合成))に関連する計算ができる.
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14週 |
ベクトル計算の演習 |
ベクトルに関連する計算ができる.
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15週 |
前期末まとめ |
前期末まとめ
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16週 |
前期定期試験 |
前期定期試験
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後期 |
3rdQ |
1週 |
基本回路とその性質(抵抗回路,自己インダクタンス回路,静電容量回路) |
基本回路とその性質(抵抗回路,自己インダクタンス回路,静電容量回路)に関連する計算ができる.
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2週 |
直列接続回路(R-L直列接続回路,R-C直列接続回路) |
直列接続回路(R-L直列接続回路,R-C直列接続回路)に関連する計算ができる.
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3週 |
直列接続回路(R-L-C直列接続回路,合成リアクタンス) |
直列接続回路(R-L-C直列接続回路,合成リアクタンス)に関連する計算ができる.
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4週 |
並列接続回路(R-L並列接続回路,R-C並列接続回路) |
並列接続回路(R-L並列接続回路,R-C並列接続回路)に関連する計算ができる.
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5週 |
並列接続回路(R-L-C並列接続回路) |
並列接続回路(R-L-C並列接続回路)に関連する計算ができる.
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6週 |
交流電力(有効電力,皮相電力と力率,無効電力) |
交流電力(有効電力,皮相電力と力率,無効電力)に関連する計算ができる.
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7週 |
後期中間まとめ |
後期中間まとめ
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験
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4thQ |
9週 |
複素数の性質 |
複素数の性質を説明できる.
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10週 |
複素数によるベクトルの計算 |
複素数によるベクトルに関連する計算ができる.
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11週 |
記号法による回路計算 |
記号法による回路計算ができる.
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12週 |
複素インピーダンスの接続,複素アドミタンス |
複素インピーダンスの接続,複素アドミタンスに関連する計算ができる.
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13週 |
交流ブリッジ回路,記号法による電力の計算 |
交流ブリッジ回路,記号法による電力の計算ができる.
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14週 |
共振回路(直列共振接続,並列共振接続) |
共振回路(直列共振接続,並列共振接続)に関連する計算ができる.
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15週 |
後期末まとめ |
後期末まとめ
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16週 |
後期定期試験 |
後期定期試験
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。 | 1 | |
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。 | 2 | |
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 1 | |
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 2 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 3 | |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 2 | |
地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 1 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 1 | |
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 2 | |
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。 | 1 | |
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前6 |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 2 | 前1,前2 |
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。 | 3 | 前3,前4,前5,後6 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 3 | 後8 |
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。 | 3 | 後12 |
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。 | 2 | 後9 |
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。 | 2 | 後13 |
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 2 | 前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 2 | 前8,前9,前10,前11,前12,後14 |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 2 | 前13 |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 2 | 前12,前13,前14,前15,後11 |
瞬時値を用いて、簡単な交流回路の計算ができる。 | 2 | 前9,後13 |
フェーザを用いて、簡単な交流回路の計算ができる。 | 2 | 前12 |
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。 | 2 | 後7 |
正弦波交流の複素表示を説明し、これを交流回路の計算に用いることができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後15 |
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。 | 3 | |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 3 | |
網目電流法や節点電位法を用いて交流回路の計算ができる。 | 2 | |
重ねの理やテブナンの定理等を説明し、これらを交流回路の計算に用いることができる。 | 3 | |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 2 | 前15,後10 |
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。 | 1 | |
理想変成器を説明できる。 | 1 | |
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。 | 2 | 前15 |