概要:
コンピュータを利用して周辺装置の制御を行なう際に必要な知識、および技術を習得する。また、FPGAを含めたコンピュータのハードウェア、周辺機器と接続するためのインターフェイス、およびインターフェイスや周辺装置を制御するためのソフトウェアを中心に学習を行う。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行い、その後、内容によって電算機を用いた演習を行う。計算機による制御を行う場合、計算機と制御する対象となる周辺機器とをつなぐインターフェイス、および、制御信号の入出力に関する知識は不可欠である。基本的なプログラムの作成ではあるが、その書式はもちろんのこと、制御の考え方についても習得すること。
注意点:
(1)点数配分:前期定期試験、後期中間試験、後期定期試験の平均を最終的な評価点とする。
(2)評価基準:100点法で評価し、60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う場合がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数とデータ型の概念を説明できる。 | 2 | 前1 |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。 | 2 | 前13,前14,前15 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | 前8 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後10 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後10 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後10 |
時間計算量や領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを理解している。 | 2 | 前13,前14,前15,後10 |
計算機工学 | 整数・小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 2 | 前3,前4,前5,前7,前8,前9 |
基本的な論理演算を行うことができる。 | 2 | 前6,前7,前9,後9,後10 |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 2 | 前6,前7,前9,後9,後10 |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 2 | 前6 |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
情報数学・情報理論 | コンピュータ上での数値の表現方法が誤差に関係することを説明できる。 | 2 | 前3 |