科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 美術
科目番号 1C09 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教材は適宜資料を配付
担当教員 金 大雄

到達目標

知識:3DCGアニメーションの企画、設計、制作プロセスについて理解している
技能:ICTを課題解決のために活用できる
思考:自己の関心や社会的ニーズから適切なテーマ設定と課題解決策を立案できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 3DCGと映像表現3DCGと映像表現について理解し、応用の可能性について理解している3DCGと映像表現について理解している3DCGと映像表現について理解していない
評価項目2 モデリングの基本モデリングの基本操作について理解し、応用の可能性について理解しているモデリングの基本操作について理解しているモデリングの基本操作について理解していない
評価項目3 アニメーションの基本アニメーションの手法について理解し、応用の可能性について理解しているアニメーションの手法について理解しているアニメーションの手法について理解していない
評価項目4 仮想空間の環境設定カメラとライト、レンダリング設定について理解し、応用の可能性について理解しているカメラとライト、レンダリング設定について理解しているカメラとライト、レンダリング設定について理解していない
評価項目5 オリジナル作品制作アニメーション作品の企画・設計・制作について理解し、応用した作品制作ができるアニメーション作品の企画・設計・制作について理解し、単純な作品制作ができるアニメーション作品の企画・設計・制作について理解できず、作品制作ができない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
メディア表現(美術表現)において、アニメーション表現は非常に重要な位置を占めている。こうしたアニメーション表現について、その発達過程から最新技法までを俯瞰しつつ、それを自在に使いこなすための理論を学ぶ。またキャラクターにどのような動きが可能となり、それがどう表現に結びついているかを学んだり、簡単なアニメーション制作を通じて「動く」感動と、様々なメディアで利用されるアニメーション技術を俯瞰的に学び、視野を広げる。さらに、3DCGアニメーション手法を用いて、形や色彩などの表し方を身に付け,意図に応じてツールの生かし方などを考え,創意工夫して表現する総合的な制作力を養う。
授業の進め方・方法:
3DCGソフト「blender」を使って、モデリング、アニメーション、ライティングとレンダリングなどの技法を学ぶことで、基礎的な3DCGアニメーションを制作できるようにする。
コンピュータ室で行う実習授業である。実習中、作業手順や、制作のポイントとなる部分の解説を行うため、実習には各自メモを取りながら参加をすること。また自分のノートPCを持参すること。
通常授業時の課題については、随時採点を行い、必要に応じてフィードバックを行う。(すべての課題に対し個別のフィードバックは時間が足りないため行わない)
注意点:
(1)点数配分:課題30%、作品制作発表の評価40%、期末試験30%
(2)評価基準:60点以上を合格とする
(3)再試験:必要に応じて実施するが、授業に参加し、課題を提出した学生を対象とする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 評価項目1
オリエンテーション(3DCGと映像表現)
3DCGを用いた映像表現についての理解を深める
2週 評価項目2
モデリングの基本操作1
3D仮想空間におけるオブジェクトの制作を理解する
3週 評価項目2
モデリングの基本操作2
3D仮想空間におけるオブジェクトの制作ができる
4週 評価項目2
モデリングの基本操作3
3D仮想空間におけるオブジェクトの制作の応用が可能になる
5週 評価項目2
マテリアルとテクスチャーマッピング
オブジェクト表面に色と質感設定について理解する
6週 評価項目3
アニメーションの基本1
キーフレームによるアニメーション手法について理解する
7週 評価項目3
アニメーションの基本2
オブジェクトを用いたキーフレームアニメーションが可能になる
8週 評価項目3
アニメーションの基本3
リギング(3Dモデルに骨組みを入れる工程)について理解する
2ndQ
9週 評価項目3
アニメーションの基本4
オリジナル人型ロボットをなめらかに歩かせることが可能になる
10週 評価項目4
物理シミュレーション
現実世界の物理現象のシミュレートを理解する
11週 評価項目4
仮想空間の環境設定
カメラ(被写界深度)とライト設定について理解する
12週 評価項目4
レンダリング
オブジェクトに光や影、質感などの要素を追加してリアルな映像を生成・出力する
13週 評価項目5
オリジナル作品制作1
オリジナル短編アニメーション作品を企画・設計する
14週 評価項目5
オリジナル作品制作2
オリジナル短編アニメーション作品を制作する
15週 評価項目5
完成作品発表会
完成作品を鑑賞。総評。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

評価項目1評価項目2評価項目3評価項目4評価項目5合計
総合評価割合1020202030100
基礎的能力1020202030100
専門的能力000000
分野横断的能力000000