情報化学Ⅰ

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報化学Ⅰ
科目番号 2C16 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて、以下の教科書を用いる。30時間でマスターOffice2016 実教出版
担当教員 笈木 宏和,萩原 義徳

到達目標

1.パソコンの仕組みを理解し、基本操作ができる。
2.インターネットの仕組みやマナーが理解できる。
3.文書作成、表計算、プレゼンテーション作成ができる。
4.化学構造式描画ソフトの基本操作ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1パソコンの基本操作と基礎用語を完全に理解し、自ら積極的に取り組むことができる。パソコンの基本操作と基礎用語をある程度理解し、教員の指示通りに取り組むことができる。パソコンの基本操作と基礎用語を理解しておらず、説明を受けても取り組むことができない。
評価項目2文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトを使いこなし、自ら積極的に課題に取り組むことができる。文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトをある程度扱え、課題に取り組むことができる。文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトをほとんど扱えず、自ら課題に取り組むことができない。
評価項目3プレゼンテーションの基礎を理解し、聴衆がわかりやすい発表ができる。プレゼンテーションの基礎をある程度理解し、発表ができる。プレゼンテーションの基礎を理解せず、わかりやすい発表ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報学の基礎としてパソコンの仕組みや扱い方を理解し、代表的なオペレーティングシステムであるWindowsとその関連ソフトウェア(Microsoft Officeなど)の基本操作を学ぶ。また、化学を専攻する学生として、化学構造式描画ソフト(CS ChemDraw)の基本操作も習得する。
授業の進め方・方法:
 各自1台のパソコンを割り当て、演習形式で進める。授業中に課題を提示し、内容を説明しながら課題演習を進め、レポート提出システムを介して担当教員に提出する。
 情報演習授業では、自らの手によって試行錯誤しながら課題に取り組むことが肝心であり、他者が作成した電子ファイルをコピーしても何も身につかない。今後必須となる研究論文および口頭発表資料の作成技術の基本を習得すること。
注意点:
(1)点数配分:毎回の課題提出を評価する。
(2)評価基準:60点以上を合格とする。 
(3)必要に応じて課題の再提出を認めることがある。
参考書:高専機構が準備した「K-SEC低学年共通教材」等

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション マウス、キーボードを用いた基本操作。
2週 パソコンの構造と仕組み CPU、メモリ、オペレーティングシステムやモニターなどの基礎知識。
3週 Windowsの基本操作 Windowsマシンを用いたパソコンの操作。
4週 インターネット技術 Internet Explorer、WEBサイト、コンピューターウイルス。
5週 インターネット利用におけるマナー(ネチケット) インターネットを利用したコミュニケーション、機種依存文字。
6週 Word演習(1) Microsoft Wordの起動と終了、画面構成、文字の入力、変換。
7週 Word演習(2) ファイルの保存、読み込み、ページ設定。
8週 Word演習(3) 文書作成、文字の配置・拡大、縮小、下線、網かけ。
2ndQ
9週 Word演習(4) 表や画像を活用した文書作成。
10週 Excel演習(1) Microsoft Excelの起動と終了、画面構成、文字・数値の認識とデータ入力。
11週 Excel演習(2) 計算式の入力、演算子、表示形式の変更、フィルハンドルの利用。
12週 Excel演習(3) 関数の利用(合計、平均、最大、最小、数を数える)、罫線。
13週 Excel演習(4) グラフの作成、条件判定(IF関数)。
14週 Excel演習(5) 相対参照と絶対参照、順位づけ関数、関数を利用した検索。
15週 WordとExcelによる創作レポート作成 これまでの内容を駆使し、創作レポートを作成する。
16週
後期
3rdQ
1週 PowerPoint演習(1) Microsoft PowerPointの起動と終了、画面構成、文字の入力。
2週 PowerPoint演習(2) スライドの作成、文字の修飾。
3週 PowerPoint演習(3) アニメーション効果、図形と図の活用、グラフの貼り付け。
4週 PowerPoint演習(4) スライドショーと資料作成。
5週 PowerPoint演習(5) WMV形式のビデオ保存、マスターの変更。
6週 画像編集(1) イメージの調整、切り出し、色調の変更。
7週 画像編集(2) アート効果、画像の合成。
8週 プレゼンテーションの基礎知識 構成の基本と要点、効果を出すための要素、発表者の注意点。
4thQ
9週 プレゼンテーション(1) スライド資料調査。
10週 プレゼンテーション(2) スライド作成。
11週 プレゼンテーション(3) プレゼンテーションの実施。
12週 プレゼンテーション(4) プレゼンテーションに対する質疑応答。
13週 化学式作成演習(1) 化学式作成ソフトの起動と終了、画面構成、文字の入力。
14週 化学式作成演習(2) 簡単な化学構造式の描画。
15週 化学式作成演習(3) 複雑な化学構造式の描画。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0403015015100
基礎的能力0101050530
専門的能力0101050530
分野横断的能力0201050540