概要:
化学結合論の基本原理である原子軌道・分子軌道・混成軌道について学習し,原子同士を結びつける
「化学結合」を理解する。
授業の進め方・方法:
教科書とTeamsのノートを併用し、授業内容を黒板に記載して、それらについて説明する。 理解力を深めるために、適宜演習を行う。
関連科目: 有機化学、触媒工学、無機化学、化学I、
注意点:
次回の講義の各単元ごとに専門用語及びその意味を予習しておくこと。授業後に毎回宿題(事前にTeamsにUPされている)を課すので,ノートに解いて次回の授業開始前までに,One Drive Scanでpdfとして提出すること。
定期試験の結果で評価する。再試験を実施する。
評価基準:60点以上を合格とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 2 | 前15 |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | 前1 |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前1 |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | 前2 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前3 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 前5 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | 前3 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 前3 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前4,前6,前7 |
共有結合について説明できる。 | 2 | 前7 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 2 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 4 | 前15 |
金属の性質を説明できる。 | 4 | 前15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | 前7,前13 |
混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12 |
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 4 | 前13 |
共鳴構造について説明できる。 | 4 | 前14 |
無機化学 | 主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。 | 4 | 前3 |
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。 | 4 | 前3 |
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。 | 4 | 前3 |
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 4 | 前6,前7 |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 4 | 前9 |
金属結合の形成について理解できる。 | 4 | 前9,前15 |
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13 |
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13 |
水素結合について説明できる。 | 4 | 前15 |