情報化学2

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報化学2
科目番号 3C17 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト、教材等は使用しない。必要時に資料を配付する。授業の進行にあたり、フラッシュメモリなどの記憶媒体がある方が望ましい。
担当教員 笈木 宏和

到達目標

1.作図ソフト、化学式作成ソフトなどの化学・生物論文作成に必要なソフトを使用する能力の育成
2.与えられた課題を期限内に計画的に進め、課題としてまとめ上げる能力の育成
3.情報技術により専門技術に精通し、プレゼンテーションとして端的にまとめ、発表する能力の育成

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1作図ソフト、化学式作成ソフトなどの化学・生物論文作成に必要なソフトを使用し、説明できる。作図ソフト、化学式作成ソフトなどの化学・生物論文作成に必要なソフトを使用できる。作図ソフト、化学式作成ソフトなどの化学・生物論文作成に必要なソフトを使用できない。
評価項目2与えられた課題を期限内に計画的に進め、課題としてまとめ上げ、説明できる。与えられた課題を期限内に計画的に進め、課題としてまとめ上げることができる。与えられた課題を期限内に計画的に進め、課題としてまとめ上げることができない。
評価項目3情報技術により専門技術に精通し、プレゼンテーションとして端的にまとめ、発表、討議することができる。情報技術により専門技術に精通し、プレゼンテーションとして端的にまとめ、発表することができる。情報技術により専門技術に精通し、プレゼンテーションとして端的にまとめ、発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「化学」「生物」分野においても、研究の進行過程や成果発表等においてコンピュータが必要不可欠であることを認識させ、コンピュータを道具として使いこなせるようにする。
授業の進め方・方法:
演習、各課題についてレポート提出システムを用いて書類を提出する。本授業内容は5年次の必修科目である卒業研究に深く絡んでくる。得られた結果をどのような形で論文という形にまとめ、プレゼンテーションの形で報告するかを系統的に学んでいく。
注意点:
テキスト、教材等は使用しない。必要時に資料を配付する。授業の進行にあたり、フラッシュメモリなどの記憶媒体がある方が望ましい。定期試験も行いますが、日頃の演習課題(プレゼンテーションを含む)が重視される科目となります(定期試験40点、レポート・発表60点)。
授業に当たり、パソコンの準備が望ましい。前半の内容は筆記用具による参加でも構わない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の全体の概要を理解する
2週 Microsoft Wordを用いた要旨作成I(インターネットを用いた化合物の検索)  インターネットあるいは書籍を用いた化合物検索、および内容のまとめをできるようになる
3週 Microsoft Wordを用いた要旨作成II(インターネットを用いた化合物の検索)  インターネットを用いた化合物検索、および内容のまとめをできるようになる
4週 Microsoft Wordを用いた要旨作成III(インターネットを用いた化合物の検索)  インターネットを用いた化合物検索、および内容のまとめをできるようになる
5週 Microsoft Powerpointを用いた論文発表演習(前回の課題のプレゼンテーション作成) Microsoft Powerpointを用いた前回の課題のプレゼンテーション作成ができるようになる
6週 Microsoft Powerpointを用いた論文発表演習(前回の課題のプレゼンテーション作成) Microsoft Powerpointを用いた前回の課題のプレゼンテーション作成ができるようになる
7週 Microsoft Powerpointを用いた論文発表演習(前回の課題のプレゼンテーション作成) Microsoft Powerpointを用いた前回の課題のプレゼンテーション作成ができるようになる
8週 内容のまとめ 全体の総復習を行う
2ndQ
9週 ドローソフトによる図作成演習I(基本構造作成)  ドローソフトを用いた基本的な図形作成の演習を行う
10週 作図ソフトを用いた演習I(GIMPによる画像修正) GIMPによる画像修正ができるようになる
11週 作図ソフトを用いた演習II(GIMPによる画像合成)  レイヤーを用いたGIMPによる画像合成ができるようになる
12週 作図ソフトを用いた演習III(その他の画像処理)  プラグイン、バッチ処理など、画像処理に必要な知識が理解できるようになる
13週 VisualBasicの使用法 VisualBasicの基礎プログラムの作成ができるようになる
14週 パソコンのファイリング、バックアップについて
ソフトウェア、フリーソフトの利用法(講義) 
パソコンのファイリング、バックアップやソフトウェア、フリーソフトの利用法について、歴史も踏まえて理解できるようになる
15週 まとめ  全体の総復習を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前9,前10,前11,前12
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前14
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前1,前9,前10,前11,前12
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前14
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前12,前13
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前12,前13
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3前12,前13
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前14
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前14
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前14
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7

評価割合

試験発表・相互評価演習態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合401050000100
基礎的能力1002000030
専門的能力20102000050
分野横断的能力1001000020