概要:
有機化学・物理化学・高分子化学・機器分析などの基礎知識に基づき、化学工業において広範に用いられている機能有機材料について見識を深め、化学の機能材料工学への応用について知る。これらの機能有機材料としては光機能材料、電気・電子機能材料、炭素材料、有機無機ハイブリッド材料を含み、低分子有機材料及び高分子有機材料の両者を含む。
授業の進め方・方法:
教科書とプリントを併用する。授業内容をプロジェクターで投射し、それらについて説明する。適宜、板書により補足する。
毎回小テスト(試験)を行い、理解力を深める。更に、適宜演習を行う。
注意点:
すでに受講している関連科目(有機化学、高分子化学、物理化学、機器分析)の基礎知識を必要とする。
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
試験(80%)とレポート(20%)から評価する。再試験と再レポートは必要に応じて行う。評価基準:60点以上を合格とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | 高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
化学・生物系分野 | 有機化学 | 分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 3 | 後1,後3,後4,後5,後9,後10,後11 |
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。 | 3 | 後1,後5,後6,後7,後9,後10,後11 |
分析化学 | 光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。 | 3 | 後6,後7,後12,後13 |
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 3 | 後3,後5,後9,後11 |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 3 | 後3,後5,後9,後11 |
物理化学 | 電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。 | 3 | 後7 |