リベラルアーツ特論1(健康と対話)

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 リベラルアーツ特論1(健康と対話)
科目番号 4CR08 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 福嶋 洋

到達目標

1.自分自身の状態について多くの観点から観察し、改善方法について他者に説明することができる。
2.他者と共同作業する中で自身の役割を理解し実践できる。
3.自分と違う意見を持った他者の話しを傾聴し、他者の視点を想像し説明する事ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分自身の状態について多くの観点から観察し、改善方法について他者に説明することができる。自分自身の状態について観察し他者に説明することができる。自分自身の状態を観察する事ができない。
評価項目2他者と共同作業する中で自身の役割を理解し実践できる。他者と共同作業する中で自身の役割を理解できる。他者と共同作業する中で自身の役割を理解できない。
評価項目3自分と違う意見を持った他者の話しを傾聴し、他者がその意見を伝えた背景を想像し説明する事ができる自分と違う意見を持った他者の話しを傾聴する事ができる。自分と違う意見を持った他者の話しを傾聴する事ができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 現代は社会全体がデジタル社会に進む中で、自身の身体という最も身近な存在について忘れ去られていることが多い。人間の全活動の基本は自身の健康な身体が資本となっていることに改めて気づき、自分自身との対話を通じて自分の健康状態を把握し、その状態を維持もしくは改善できるようになる事を目標に授業を進めていく。
 また現在は急速に科学の進歩があり先が見通せないVUCA時代とも言われている。VUCA時代とは一言でいえば「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」であり、V(Volatility:変動性)、U(Uncertainty:不確実性)、C(Complexity:複雑性)、A(Ambiguity:曖昧性)の4つの単語の頭文字をとった造語である。このような時代では、「相手の立場に立つ」、「多様な考え方を受け入れる」、「複眼的な視点から最適解を出す」などの力が求められる。自分とは違う意見や考え方を持つメンバーとの対話を繰り返しながら今後の社会で求められる諸能力の獲得を目指す。
授業の進め方・方法:
9週目の授業までは教員が用意した題材について学習し、そこでの気づきを他のメンバーと共有して小レポートにまとめる。
10週目以降は、各グループが題材を用意し模擬授業を実施して教員側学生側の視点からの意見を小レポートにまとめる。
注意点:
(1)点数配分:模擬授業30%、レポート30%、授業における態度20%、相互評価10%、自己評価10%
(2)評価基準:60点以上を合格とする
(3)再試験:再試験は行わず、課題対応する事がある。
(4)次回の授業範囲を予習し、自分の意見をまとめておくこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
「肩書きのない自己紹介」 
授業内容等を理解する。
自己紹介をして受講者がお互いを知る
2週 他者と運動を介した対話(レクリエーションスポーツ)
レクリエーションスポーツを通じて他者と積極的なコミュニケーションを図る。
3週 心理的安全性
心理的安全性とは何か。演習を交えながら学ぶ。
4週 ブラインド体験
視覚を遮断した中での感覚に集中する。視覚が遮断された他者に対する声掛けを学ぶ。
5週 対話テーマ「学びとは」
「学び」をテーマに対話を進める。
6週 自分の人生を振り返る
これまでの人生でどのような浮き沈みがあり、どのような気づきがあったかを言語化する。
7週 ブラインドスポーツ
視覚を遮断した状態でスポーツを行い、日頃気づけない感覚と向き合う。
8週 対話テーマ「健康とは」
「健康」をテーマに対話を進める。
2ndQ
9週 模擬授業準備
次週以降に実施する模擬授業の指導案を作成する。
10週 学生による授業展開①
グループで考えてきた内容にて模擬授業を実施する。他のメンバーからのフィードバック。
11週 学生による授業展開②
グループで考えてきた内容にて模擬授業を実施する。他のメンバーからのフィードバック。
12週 学生による授業展開③
グループで考えてきた内容にて模擬授業を実施する。他のメンバーからのフィードバック。
13週 学生による授業展開④
グループで考えてきた内容にて模擬授業を実施する。他のメンバーからのフィードバック。
14週 学生による授業展開⑤
グループで考えてきた内容にて模擬授業を実施する。他のメンバーからのフィードバック。
15週 振り返り・まとめ 授業を通して学んだことを整理する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

模擬授業レポート態度相互評価自己評価その他合計
総合評価割合30302010100100
基礎的能力30302010100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000