概要:
ポリマー製品は日常生活用品、電気電子機器、自動車、各種の装置・機械など様々な分野で使用されている。4年生までの学習で、ポリマー(学術的呼称は高分子)の基礎、合成、工業的な製法などを学んだが、この授業では、これらの知識を更に発展させ、「ポリマーの工業的な製造方法」、「ポリマーの実用物性」、「ポリマーを実際に使用されている形態に加工する」と言う分野に着目し、これらの基礎と応用について学ぶ。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で高分子材料の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、高分子材料の種類、特性、加工方法、最近の新しい材料について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
・チョーク&ライトを中心とした講義形式
・適宜レポートを加える
・適宜質問に答える
・視聴覚資料(静止画・動画など)を加える
・必要に応じ、工場(研究所)などでポリマー加工の現場を見学する
*レポート、工場見学などを加えることで「学修単位」としての学習時間を確保する
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う。
(4)学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が 必要であり、これを課題として課す。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 3 | 後1,後15 |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 3 | 後7 |