到達目標
1.ポリマーの実用物性に関する知識を身につける
2.ポリマーの工業的製造方法に関する知識を身につける
3. プラスチック、ゴム、合成繊維、機能性ポリマーに関して、用途、成形加工についての知識を身につける
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ポリマーの実用物性に関する知識を広範に身につけている
| ポリマーの実用物性に関する知識を身につけている
| ポリマーの実用物性に関する知識を殆ど身につけていない
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評価項目2 | ポリマーの工業的製造方法に関する知識を広範に身につけている
| ポリマーの工業的製造方法に関する知識を身につけている
| ポリマーの工業的製造方法に関する知識を殆ど身につけていない
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評価項目3 | プラスチック、ゴム、合成繊維、機能性ポリマーに関して、用途、成形加工、リサイクルについての知識を広範に身につけている | プラスチック、ゴム、合成繊維、機能性ポリマーに関して、用途、成形加工、リサイクルについての知識を身につけている | プラスチック、ゴム、合成繊維、機能性ポリマーに関して、用途、成形加工、リサイクルについての知識を殆ど身につけていない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ポリマー製品は日常生活用品、電気電子機器、自動車、各種の装置・機械など様々な分野で使用されている。4年生までの学習で、ポリマー(学術的呼称は高分子)の基礎、合成、工業的な製法などを学んだが、この授業では、これらの知識を更に発展させ、「ポリマーの工業的な製造方法」、「ポリマーの実用物性」、「ポリマーを実際に使用されている形態に加工する」と言う分野に着目し、これらの基礎と応用について学ぶ。
実務経験のある教員による授業科目:この科目は企業で高分子材料の開発を担当していた教員が、その経験を活かし、高分子材料の種類、特性、加工方法、最近の新しい材料について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
・チョーク&ライトを中心とした講義形式
・適宜レポートを加える
・適宜質問に答える
・視聴覚資料(静止画・動画など)を加える
・必要に応じ、工場(研究所)などでポリマー加工の現場を見学する
*レポート、工場見学などを加えることで「学修単位」としての学習時間を確保する
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う。
(4)学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が 必要であり、これを課題として課す。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
石油化学工業とポリマー製造概論 |
石油化学工業とポリマー製造概論を説明できる
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2週 |
エンジニアリングプラスチック(1) |
各種のエンジニアリングプラスチックの製造・物性・用途を説明できる
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3週 |
エンジニリングプラスチック(2) |
各種のエンジニアリングプラスチックの製造・物性・用途を説明できる
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4週 |
スーパーエンジニリングプラスチック(1) |
各種のスーパーエンジニアリングプラスチックの製造・物性・用途を説明できる
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5週 |
スーパーエンジニリングプラスチック(2) |
各種のスーパーエンジニアリングプラスチックの製造・物性・用途を説明できる
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6週 |
スーパー繊維 |
各種のスーパー繊維の製造・物性・用途を説明できる
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7週 |
プラスチックの成形加工 |
プラスチックの基本的な成形加工を説明できる
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8週 |
ゴムの種類と用途(1) |
各種のゴムの製造・物性・用途を説明できる
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4thQ |
9週 |
ゴムの種類と用途(2) |
各種のゴムの製造・物性・用途を説明できる
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10週 |
ゴムの成形加工 |
ゴムの成形加工の基本的な事項を説明できる
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11週 |
ポリマーの各種物性(1) |
力学・強度機能材料(基礎)について説明できる
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12週 |
ポリマーの各種物性(2) |
力学・強度機能材料(応用)について説明できる
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13週 |
ポリマー表面と改質技術(1) |
ポリマー表面に関する基礎知識が説明できる
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14週 |
ポリマー表面と改質技術(2) |
ポリマー表面の改質技術、分析技術が説明できる
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15週 |
ポリマー工学総括 |
「ポリマーの工業的な製造方法」、「ポリマーの実用物性」、「ポリマーの成形加工」に関して総括的な説明ができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 3 | |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 3 | |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 3 | |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 3 | |
重合反応について説明できる。 | 3 | |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 3 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 3 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |