電気電子工学概論

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気電子工学概論
科目番号 5C07 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教材:配布プリント資料 参考書:押本愛之介、岡崎彰夫 共著 「電気・電子工学概論」 森北出版
担当教員 原田 裕二郎

到達目標

1.電気電子工学に関する基礎知識を習得する。
2.簡単な電気回路、電子回路の動作を理解する。
3.機械工学における電気電子工学の応用について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気電子工学に関する基礎知識基礎知識が十分得られている基礎知識の要点は得られえている基礎知識が得られえている
電気回路、電子回路の動作動作を十分に理解している基本的な動作について理解している基本的な動作を理解していない
機械工学への応用応用について十分に理解している応用について概要は理解している応用について概要も理解していない

学科の到達目標項目との関係

JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気電子工学の分野のみならず、機械工学においても電気電子工学に関する知識は必要である。本科目では、電気電子工学における基礎理論(電気回路や電気磁気学)を出発点として、半導体を含む電子回路の基本,誘導電動機等電気機器の動作原理,電気計測器の動作原理と使用法などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
主に板書により授業を進める。また、適宜、演習問題を配布し、それまでの講義の内容の復習を行う。
注意点:
前期,後期ともに中間と期末の定期試験を100点法で行う。定期試験後再試を行うことがある。定期試験の平均点(80%)と課題(20%)で評価し60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 交流現象 交流現象と周波数,周期,波長を説明できる
2週 正弦波交流回路 瞬時値,実効値と交流表記について説明できる
3週 RLC回路 RLC回路の諸量を計算できる
4週 交流電力 交流電力を計算できる
5週 三相交流 三相交流について説明できる
6週 誘導電動機 三相誘導電動機における回転磁界と回転原理を説明できる
7週 まとめ これまでの学習のまとめと復習
8週 半導体およびダイオードとトランジスタ 半導体とその種類,ダイオードとトランジスタの構造と動作原理を説明できる
4thQ
9週 バイアスと増幅回路 トランジスタのバイアス回路と低周波増幅基本回路を計算できる
10週 電力増幅回路 A級,B級各増幅回路を説明できる
11週 電源回路 整流回路の動作が説明でき諸量を導出できる
12週 オペアンプ 反転,非反転増幅回路,演算回路を説明できる
13週 電気計測の基礎 アナログ計器の動作原理について説明できる反転,非反転増幅回路,演算回路を説明できる
14週 各種計測器 テスタ,オシロスコープ等の実用計器を理解できる
15週 まとめ これまでの学習のまとめと復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。3
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題演習合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100