科学技術史

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 科学技術史
科目番号 5CG04 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教材:各教員で準備・作成した資料を用いる.
担当教員 中島 めぐみ,中嶌 裕之,辻 豊,栫 隆彦,笈木 宏和,石井 努,渡邊 勝宏,松田 貴暁,萩原 義徳,我部 篤,谷本 勝一

到達目標

1.科学技術が歴史的に発展してきたことを知る
2.現在学んでいる生物応用化学科各科目の歴史的な背景を知る
3.科学と社会のかかわりを理解し、技術者倫理を身につける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学技術が歴史的に発展してきたことをよく理解している科学技術が歴史的に発展してきたことを知る科学技術が歴史的に発展してきたことを理解していない
評価項目2現在学んでいる生物応用化学科各科目の歴史的な背景を良く理解している現在学んでいる生物応用化学科各科目の歴史的な背景を知る現在学んでいる生物応用化学科各科目の歴史的な背景を理解していない
評価項目3科学と社会のかかわりを理解し、技術者倫理を良く身につけている科学と社会のかかわりを理解し、技術者倫理を身につける科学と社会のかかわりを理解し、技術者倫理を身につけていない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
個々の科学技術史を、特に化学・生物分野に焦点を当てて、歴史的に追跡することによって科学技術と人類の歴史、社会が持っている相関関係をひろく理解する。
実務経験のある教員による授業科目:産業界における科学技術の発展と工業倫理の必要性について講義形式で授業を行うものである。全15週のうち、第2、5、11週の授業は、企業で生産技術や製品開発を担当していた教員が担当する。
授業の進め方・方法:
科学技術史のなかで、特に応用化学・生物化学関連に焦点を当てて、生物応用化学科教員のオムニバス形式の授業とする。各教員の専門関連の知識をもとに、技術史の流れを講義する。
注意点:
各レポートの平均点60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション(我部) 科学技術史の内容・授業の概要を理解する。
2週 ナノ材料の発展と応用(我部) 応用化学関連に関する科学技術史を総合的に理解する
3週 近代医学と医療機器の変遷(中島) 近代医学と医療機器の変遷について理解する。
4週 酵素の発見からナノテクノロジーへの展開(石井) 酵素の発見からナノテクノロジーへの展開について理解する。
5週 高分子の発見と高分子材料の開発(渡邊) 高分子の発見と高分子材料の開発を理解する。
6週 量子化の恩恵(辻) 量子化の科学への恩恵について理解する。
7週 軍事技術とインターネット(渡邊) 軍事技術とインターネットについて理解する。
8週 エネルギー技術史(栫) エネルギー技術史について理解する。
2ndQ
9週 生命科学史(中嶌) 生命科学史について理解する。
10週 データ保存の歴史(笈木) データ保存の歴史について理解する。
11週 循環型社会を目指したバイオマス利用(松田) 循環型社会を目指したバイオマス利用について理解する。
12週 構造生物学の歴史と発展(萩原) 構造生物学の歴史と発展について理解する。
13週 計算化学の発展と生体系への応用(谷本) コンピュータの発達に伴い有力な研究手法として確立してきた計算化学手法について、特に生体系への応用に着目して概観する。
14週 応用化学関連に関する科学技術史の総括(我部) 応用化学関連に関する科学技術史を総合的に理解する
15週 総括(我部) 本講義の総括を実施し知識を確認する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000004040
専門的能力000004040
分野横断的能力000002020