概要:
分析法が系統的に確立されている第1属~第3属陽イオンの定性分析を通して、薬品やガラス器具の使い方を修得し、金属イオンの反応を理解する。また、容量分析を通して化学反応の基本概念を理解し化学実験の基本操作に習熟する。
授業の進め方・方法:
各週きめられた実験を行う。
注意点:
各週に行う実験に関してよく予習を行い、実験に臨んでください。レポートを提出して実験が終わったことになります。きちんと期限内にレポートを提出してください。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 1 | |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 1 | |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 2 | |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 2 | |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 2 | |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 2 | |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 2 | |
試薬の調製ができる。 | 2 | |
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。 | 3 | |
工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 1 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 1 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 1 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 有機化学実験 | 再結晶による精製ができる。 | 2 | |
分析化学実験 | 中和滴定法を理解し、酸あるいは塩基の濃度計算ができる。 | 2 | |
陽イオンおよび陰イオンのいずれかについて、分離のための定性分析ができる。 | 3 | |
物理化学実験 | 温度、圧力、容積、質量等を例にとり、測定誤差(個人差・器差)、実験精度、再現性、信頼性、有効数字の概念を説明できる。 | 1 | |