ポリマー加工技術

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 ポリマー加工技術
科目番号 0313 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教材:「高分子材料」・井上和人 著・森北出版。プリント類、視聴覚資料(静止画・動画など)
担当教員 津田 祐輔

到達目標

1.ポリマーの実用物性に関する知識を身につける
2.ポリマーの改質に関する知識を身につける
3. プラスチック、ゴム、合成繊維、力学・強度機能材料に関して、用途、成形加工
、リサイクルについての知識を身につける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ポリマーの実用物性に関する知識を広範に身につけている ポリマーの実用物性に関する知識を身につけている ポリマーの実用物性に関する知識を殆ど身につけていない
評価項目2ポリマーの改質に関する知識を広範に身につけている ポリマーの改質に関する知識を身につけている ポリマーの改質に関する知識を殆ど身につけていない
評価項目3プラスチック、ゴム、合成繊維、力学・強度機能材料に関して、用途、成形加工 、リサイクルについての知識を広範に身につけているプラスチック、ゴム、合成繊維、力学・強度機能材料に関して、用途、成形加工 、リサイクルについての知識を身につけているプラスチック、ゴム、合成繊維、力学・強度機能材料に関して、用途、成形加工 、リサイクルについての知識を殆ど身につけていない

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ポリマー製品は日常生活用品、電気電子機器、自動車、各種の装置・機械など様々な分野で使用されている。4年生までの学習で、ポリマー(学術的呼称は高分子)の基礎、合成、工業的な製法などを学んだが、この授業では、これらの知識を更に発展させ、「ポリマーを実際に使用されている形態に加工する」と言う分野に着目し、ポリマーの実用物性、改質、用途、成型加工、力学・強度機能材料などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
・チョーク&ライトを中心とした講義形式
・適宜レポートを加える
・適宜質問に答える
・視聴覚資料(静止画・動画など)を加える
・工場(研究所)などでポリマー加工の現場を見学する
*レポート、工場見学などを加えることで「学修単位」としての学習時間を確保する
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う。
(4)学修単位:本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が
   必要であり、これを課題として課す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ポリマーの力学的性質(1) ポリマーの力学的性質の基礎を説明できる
2週 ポリマーの力学的性質(2) ポリマーの粘弾性的性質を説明できる
3週 ポリマーの成形加工基礎 ポリマーの成形加工の概要を説明できる
4週 ポリマーの実用物性 ポリマーの実用物性(耐熱性、耐久性など)を説明できる
5週 ポリマーの実用材料への応用(1) ポリマーの実用材料への応用(自動車・電気製品など)を説明できる
6週 ポリマーの実用材料への応用(2) ポリマーの実用材料への応用(繊維など)を説明できる
7週 プラスチックの成形加工 プラスチックの基本的な成形加工を説明できる
8週 ゴムの種類と用途 基本的なゴムの種類と用途を説明できる
4thQ
9週 ゴムの成形加工 ゴムの成形加工の基本的な事項を説明できる
10週 繊維の種類と用途 汎用な繊維の種類と用途を説明できる
11週 繊維の成形加工 基本的な繊維の成形加工について説明できる
12週 力学・強度機能材料(基礎) 力学・強度機能材料(基礎)について説明できる
13週 高強度・高弾性率高分子 高強度・高弾性率高分子について基本的な事項を説明できる
14週 ポリマーアロイ・複合材料 ポリマーアロイ・複合材料について基本的な事項を説明できる
15週 工場見学(フィルム製造メーカー、ゴム加工メーカーなど) 工場見学(フィルム製造メーカー、ゴム加工メーカーなど)を体験し報告書にまとめる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学高分子化合物がどのようなものか説明できる。3
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。3
高分子の熱的性質を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000