到達目標
1.パソコンの仕組みを理解し、基本操作ができる。
2.インターネットの仕組みやマナーが理解できる。
3.文書作成、表計算、プレゼンテーション作成ができる。
4.化学構造式描画ソフトの基本操作ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | パソコンの基本操作と基礎用語を完全に理解し、自ら積極的に取り組むことができる。 | パソコンの基本操作と基礎用語をある程度理解し、教員の指示通りに取り組むことができる。 | パソコンの基本操作と基礎用語を理解しておらず、説明を受けても取り組むことができない。 |
評価項目2 | 文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトを使いこなし、自ら積極的に課題に取り組むことができる。 | 文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトをある程度扱え、課題に取り組むことができる。 | 文書入力ソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフト、化学構造式描画ソフトをほとんど扱えず、自ら課題に取り組むことができない。 |
評価項目3 | プレゼンテーションの基礎を理解し、聴衆がわかりやすい発表ができる。 | プレゼンテーションの基礎をある程度理解し、発表ができる。 | プレゼンテーションの基礎を理解せず、わかりやすい発表ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報学の基礎としてパソコンの仕組みや扱い方を理解し、代表的なオペレーティングシステムであるWindowsとその関連ソフトウェア(Microsoft Officeなど)の基本操作を学ぶ。また、化学を専攻する学生として、化学構造式描画ソフト(CS ChemDraw)の基本操作も習得する。
授業の進め方・方法:
各自1台のパソコンを割り当て、演習形式で進める。授業中に課題を提示し、内容を説明しながら課題演習を進め、レポート提出システムを介して担当教員に提出する。
情報演習授業では、自らの手によって試行錯誤しながら課題に取り組むことが肝心であり、他者が作成した電子ファイルをコピーしても何も身につかない。今後必須となる研究論文および口頭発表資料の作成技術の基本を習得すること。
注意点:
(1)点数配分:毎回の課題提出を評価する。
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)必要に応じて課題の再提出を認めることがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション |
マウス、キーボードを用いた基本操作。
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2週 |
パソコンの構造と仕組み |
CPU、メモリ、オペレーティングシステムやモニターなどの基礎知識。
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3週 |
Windowsの基本操作 |
Windowsマシンを用いたパソコンの操作。
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4週 |
インターネット技術 |
Internet Explorer、WEBサイト、コンピューターウイルス。
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5週 |
インターネット利用におけるマナー(ネチケット) |
インターネットを利用したコミュニケーション、機種依存文字。
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6週 |
Word演習(1) |
Microsoft Wordの起動と終了、画面構成、文字の入力、変換。
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7週 |
Word演習(2) |
ファイルの保存、読み込み、ページ設定。
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8週 |
Word演習(3) |
文書作成、文字の配置・拡大、縮小、下線、網かけ。
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2ndQ |
9週 |
Word演習(4) |
表や画像を活用した文書作成。
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10週 |
Excel演習(1) |
Microsoft Excelの起動と終了、画面構成、文字・数値の認識とデータ入力。
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11週 |
Excel演習(2) |
計算式の入力、演算子、表示形式の変更、フィルハンドルの利用。
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12週 |
Excel演習(3) |
関数の利用(合計、平均、最大、最小、数を数える)、罫線。
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13週 |
Excel演習(4) |
グラフの作成、条件判定(IF関数)。
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14週 |
Excel演習(5) |
相対参照と絶対参照、順位づけ関数、関数を利用した検索。
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15週 |
WordとExcelによる創作レポート作成 |
これまでの内容を駆使し、創作レポートを作成する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
PowerPoint演習(1) |
Microsoft PowerPointの起動と終了、画面構成、文字の入力。
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2週 |
PowerPoint演習(2) |
スライドの作成、文字の修飾。
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3週 |
PowerPoint演習(3) |
アニメーション効果、図形と図の活用、グラフの貼り付け。
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4週 |
PowerPoint演習(4) |
スライドショーと資料作成。
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5週 |
PowerPoint演習(5) |
WMV形式のビデオ保存、マスターの変更。
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6週 |
画像編集(1) |
イメージの調整、切り出し、色調の変更。
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7週 |
画像編集(2) |
アート効果、画像の合成。
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8週 |
プレゼンテーションの基礎知識 |
構成の基本と要点、効果を出すための要素、発表者の注意点。
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4thQ |
9週 |
プレゼンテーション(1) |
スライド資料調査。
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10週 |
プレゼンテーション(2) |
スライド作成。
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11週 |
プレゼンテーション(3) |
プレゼンテーションの実施。
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12週 |
プレゼンテーション(4) |
プレゼンテーションに対する質疑応答。
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13週 |
CS ChemDraw演習(1) |
CS ChemDrawの起動と終了、画面構成、文字の入力。
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14週 |
CS ChemDraw演習(2) |
簡単な化学構造式の描画。
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15週 |
CS ChemDraw演習(3) |
複雑な化学構造式の描画。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | |
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。 | 3 | |
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。 | 4 | |
数値計算の基礎が理解できる | 2 | |
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。 | 2 | |
データの型とデータ構造が理解できる | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 40 | 30 | 15 | 0 | 15 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 10 | 5 | 0 | 5 | 30 |
専門的能力 | 0 | 10 | 10 | 5 | 0 | 5 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 20 | 10 | 5 | 0 | 5 | 40 |