概要:
高分子化合物はプラスチック、繊維、ゴムなどとして日常生活に無くてはならない物質である。本授業ではこの様な高分子化合物に関して分子構造、高分子性、力学的性質、熱的性質を知り、工業への応用を習得する。
授業の進め方・方法:
・チョーク&ライトを中心とした講義形式
・適宜レポートを加える
・適宜質問に答える
・視聴覚資料(静止画・動画など)を加える
注意点:
(1)点数配分:中間試験50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする。
(3)再試:再試を行う。
必要であり、これを課題として課す。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 2 | |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 2 | |
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。 | 2 | |
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 2 | |
共鳴構造について説明できる。 | 2 | |
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。 | 2 | |
芳香族性についてヒュッケル則に基づき説明できる。 | 2 | |
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 2 | |
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。 | 2 | |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 3 | |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 2 | |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 2 | |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 2 | |
高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 3 | |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 3 | |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 3 | |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 3 | |
重合反応について説明できる。 | 3 | |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 3 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 3 | |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 3 | |
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。 | 2 | |
反応機構に基づき、生成物が予測できる。 | 2 | |
無機化学 | 主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。 | 2 | |
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。 | 2 | |
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。 | 2 | |
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 2 | |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 2 | |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 2 | |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 2 | |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 2 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 2 | |
物理化学 | 蒸気圧降下、沸点上昇より、溶質の分子量を計算できる。 | 2 | |
凝固点降下と浸透圧より、溶質の分子量を計算できる。 | 2 | |