到達目標
1.環境問題について理解し,それらの対策について議論できる。
2.環境問題には,様々な意見が存在すること(誤りを含む)を理解できる。
3.世界各国が協力して物事に当たることの難しさを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 様々な環境問題の現状と原因について理解し,その対策について議論できる | 様々な環境問題の現状を理解し,その対策について議論できる | 様々な環境問題の現状を理解できない |
評価項目2 | 環境問題には,様々な要因や意見が存在することを理解し,その解決が簡単でないことを理解できる | 環境問題には,様々な意見が存在することを理解できる | 環境問題には,様々な意見が存在することを理解できない |
評価項目3 | 利害関係が邪魔するので,世界各国の協力して物事に当たることの難しさを理解できる | 世界各国で協力することの難しさを理解できる | 世界各国で協力することの難しさを理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間の活動により破壊され続けてきた地球が悲鳴を上げている現状において,地球環境に対する負荷を軽減することが強く求められている。環境問題を科学的に分析すると共に,その改善策を探索し,環境対策がいかに重要である一方難しいかを理解させる。
授業の進め方・方法:
講義を中心とするが,一方的な講義にならないように,受講者に質問して認識度確認しながら,意見を求めたりする。
身近な話題や,ビデオやインターネット上の映像を利用する。
環境問題を実感させるために,レポート(環境家計簿)を課す。
注意点:
(1)点数配分:レポート50%、期末試験50%
(2)評価基準:60点以上を合格とする
(3)再試:再試は必要に応じて行う
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
環境問題には何があるか |
気になる環境問題を説明できる
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2週 |
環境家計簿 |
環境家計簿の作成方法を理解する
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3週 |
地球温暖化 |
地球温暖化の原理を説明できる
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4週 |
エネルギー問題1(現状) |
エネルギー問題に何があるか説明できる
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5週 |
エネルギー問題2(新エネルギー) |
新エネルギーについての問題点を説明できる
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6週 |
ダイオキシン |
ダイオキシンの危険性について理解する
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7週 |
大気汚染 |
大気汚染物質について説明できる
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8週 |
酸性雨 |
酸性雨の生成メカニズムについて説明できる
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2ndQ |
9週 |
オゾンホール |
オゾンホールの生成メカニズムと,その防止策について説明できる。
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10週 |
環境ホルモン(内分泌攪乱物質) |
環境ホルモンの現状について説明できる
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11週 |
水質汚濁 |
水質汚濁について説明できる
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12週 |
土壌汚染 |
土壌汚染の件数が急増している理由を説明できる
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13週 |
廃棄物 |
廃棄物に関する問題点を説明できる
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14週 |
リサイクル(缶,ペットボトル,食品トレー,電子部品,etc.) |
リサイクルの現状と,問題点を説明できる。
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15週 |
過去の日本と現在の中国の比較 |
過去の日本に,公害で溢れた時代があったことを理解する
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 4 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 4 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 4 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 環境 | 日本の公害の歴史について説明できる。 | 4 | |
公害・環境汚染の防止策について説明できる。 | 4 | |
地球温暖化の現象を科学的に説明できる。 | 4 | |
温暖化防止の必要性について説明できる。 | 4 | |
エネルギー資源問題について説明できる。 | 4 | |
オゾン層の破壊について説明できる。 | 4 | |
酸性雨や森林の減少について説明できる。 | 4 | |
大気汚染や水質汚濁について説明できる。 | 4 | |
廃棄物処理の目的と資源化について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 30 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |