卒業研究

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 5M14 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 8
開設学科 材料工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:12
教科書/教材 関連する論文・資料調査など自主的・継続的に行うこと。
担当教員 奥山 哲也,川上 雄士,矢野 正明,森園 靖浩,山本 郁,周 致霆,岩田 憲幸,清長 友和,佐々木 大輔,小袋 由貴

到達目標

1. 研究の進め方、結果の取りまとめ方ができる。
2. 限られた制約条件の下での実験の計画立案、問題解決ができる。
3. 研究成果をパワーポイントなどの手段を用いて、第三者の前で説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研究の進め方、結果の取りまとめ方ができる。研究の進め方、結果の取りまとめ方を理解できる。研究の進め方、結果の取りまとめ方を理解できない。
評価項目2限られた制約条件の下での実験の計画立案、問題解決ができる。実験の計画立案、問題解決ができる。実験の計画立案、問題解決ができない。
評価項目3外部において研究成果をパワーポイントなどの手段を用いて、第三者の前で説明できる。学内で研究成果をパワーポイントなどの手段を用いて、第三者の前で説明できる。研究成果をパワーポイントなどの手段を用いて、第三者の前で説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまでに学んだ知識と体得した技術をもとに、材料工学に関する研究テーマを指導教員の下で設定し、実験・研究の進め方や研究生の論文へのとりまとめ、口頭発表・討議を通した技術者としてのセンス(技術ならびに感覚)を培うと同時に表現力を身につける。
授業の進め方・方法:
指導教員と協議の上、研究テーマを決定する。
研究の目的や実験の立案・遂行、装置・機器類の使用法については、指導教員から助言・指導をうけること。卒業論文の作成過程においては、文章構成や記述に関する助言・指導を受けること。
口頭発表時の資料作成やプレゼンテーション方法については、指導教員から助言・指導を受けること。
これまでに学んできた全ての科目の知識を十分活用し、研究を遂行すること。
注意点:
評価方法:
1. 卒業論文についての評価(取り組み姿勢、実験ノート記載能力、計画性・問題解決能力、論文構成および内容):60点
2. 諮問評価(要旨内容構成、発表態度、プレゼン用資料、質疑応答):40点
評価基準:到達目標に記載した項目の内容を主な評価基準とし、1, 2の項目において各々60%以上、かつ合計60点以上を合格とする。
再試験:原則として実施しないが、不合格者に対して再度プレゼンテーションを課す場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 指導教員と協議の上、材料工学に関連する分野の研究テーマを決定する。 指導教員と協議の上、材料工学に関連する分野の研究テーマを決定することができる。
2週 研究テーマに関して、自学自習する。 研究テーマに関して、自学自習することができる。
3週 関連論文の調べ方 関連論文を自ら調査できる。
4週 実験計画を立てる。 研究に対する実験計画を立てることができる。
5週 自主的・継続的な実験の遂行 自主的かつ継続的に実験を遂行できる。
6週 使用機器の原理・解析法を学ぶ 使用機器の原理・解析法を理解できる。
7週 データ解析・考察 データ解析や考察ができる。
8週 論文構成 研究論文の構成を考えることができる。
2ndQ
9週 図表の作成 研究に関する図表の作成ができる。
10週 中間発表資料の作成-1 中間発表の資料を作成できる。
11週 中間発表資料の作成-1 中間発表の資料を作成できる。
12週 中間発表-1 研究の中間発表ができる。
13週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
14週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
15週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
16週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
後期
3rdQ
1週 中間発表資料の作成-3 中間発表の資料を作成できる。
2週 中間発表資料の作成-4 中間発表の資料を作成できる。
3週 中間発表-2 研究の中間発表ができる。
4週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
5週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
6週 卒業研究の実施 卒業研究が個人で遂行できる。
7週 卒業論文の作成-1 卒業論文の作成ができる。
8週 卒業論文の作成-2 卒業論文の作成ができる。
4thQ
9週 卒業論文の作成-3 卒業論文の作成ができる。
10週 卒業研究発表資料の作成-1 卒業研究発表用の資料が作成できる。
11週 卒業研究発表資料の作成-2 卒業研究発表用の資料が作成できる。
12週 卒業研究概要の作成 卒業研究概要の作成ができる。
13週 卒業研究発表 卒業研究の発表ができる。
14週 卒業論文の作成 卒業論文の作成ができる。
15週 卒業論文の仕上げ・製本、まとめ 卒業論文の仕上げ・製本、まとめができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。4
目標の実現に向けて計画ができる。4
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。4
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。4
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。4
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。4
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。4
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。4
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。4
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。4
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。4
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている4
法令やルールを遵守した行動をとれる。4
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。4
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。4
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。4
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。4
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。4
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。4
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。4
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。4
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。4
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合04000060100
基礎的能力0100002030
専門的能力0200003050
分野横断的能力0100001020