日本史

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 日本史
科目番号 0131 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 材料工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布する
担当教員 江島 孝則

到達目標

1.日本列島における歴史事象をアジア史・世界史との関係の中で理解する。
2.知識基盤は重要であるが、個々の事象を丸暗記して良とせず、事象相互の関連性を流れとして理解する。
3.教養ある市民としてもつべき歴史認識を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
アジア史・世界史との関係の中に日本列島における歴史事象を位置づけて、生徒の幅広い視野や深い人間的素養を養成する。生徒が事象相互の関連性を流れとして理解して、知識偏重に陥ることなく主体的な歴史的思考力ができるようになる。自らの歴史認識を鍛えることのできる生徒を育成する。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に配付資料とスライドを用いた講義形式で行われる。流れを重視した通史的講義の間に、テーマを掘り下げる講義を数回行う。
授業内容を確実に理解するために、板書をノートにとって復習すること。レポート課題に主体的・積極的に取り組むこと。歴史学を専攻しない本校の学生が細分化された主題研究に多くの時間を割くことは難しいため、歴史学とはどのような学問であるかについての巨視的な視座を養うことを意識して欲しい。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・日本史概論
2週 日本文化のあけぼの
3週 律令国家の形成
4週 文化史・仏教史(1)
5週 貴族社会と国風文化
6週 中世社会の成立(1)
7週 中世社会の成立(2)
8週 〔前期中間試験〕
2ndQ
9週 世界史基礎(1)
10週 武家社会の成長
11週 文化史・仏教史(2)
12週 世界史基礎(2)
13週 幕藩体制の確立
14週 幕藩体制の展開
15週 江戸時代の文化
16週
後期
3rdQ
1週 前期期末試験の解答解説
2週 幕藩体制の動揺
3週 世界史基礎(3)
4週 幕藩体制の終焉
5週 明治維新
6週 日清戦争と日露戦争
7週 近代の産業と文化
8週 第一次世界大戦とワシントン体制
4thQ
9週 〔後期中間試験〕
10週 大恐慌の時代
11週 第二次世界大戦
12週 占領下の日本と講和
13週 経済復興から高度成長へ
14週 昭和時代の文化
15週 冷戦終結から現代社会へ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。1
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。1
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。1
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。1
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。1
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。1
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。1
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。1
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。1
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。1
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。1
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。1
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。1
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。1
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。1
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。1
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。1
工学基礎技術史技術史歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000