概要:
現代社会の地理的事象を系統地理的・地誌的に考えることで、地理的な見方・考え方を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
・スライドを用いて授業を進める。
・講義中の質問や活発な議論は歓迎する。
・周りの人間に迷惑のかかる行為(私語など)は慎むこと。
・受講態度が劣悪な場合には、試験・レポートの結果に関わらず、単位を与えない。
注意点:
・期末試験80%、夏休み・冬休みの宿題20%を目安として評価し、60点以上を合格とする。
・再試を行う。再試は60点以上を合格とする。
・本科目は学修単位であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
地理への関心を深めることができる
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2週 |
地理を考える・体験する |
身近な事象の地域差を発見し、その理由を自分の言葉で説明することができる
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3週 |
農業① |
農業の地域性とその背景を理解することができる
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4週 |
農業② |
世界の農業の違いや共通点を説明することができる
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5週 |
漁業と林業① |
良漁場の成立条件と背景を理解することができる
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6週 |
漁業と林業② |
漁業・林業について、国内外の状況を比較して、地域性とその問題点を説明することができる
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7週 |
漁業と林業③ |
日本の漁業・林業の状況や問題点を踏まえ、今後の課題について自分の言葉で説明することができる
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8週 |
工業① |
身近な事象から、工業についての関心を深めることができる
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2ndQ |
9週 |
工業② |
工場の立地について、空間的な広がりから説明することができる
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10週 |
工業③ |
シュミレーションを通して、工場の立地の条件を自分の言葉で説明することができる
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11週 |
村落① |
人類の居住地選択の歴史から、村落の立地条件を理解することができる
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12週 |
村落② |
人はどこに住むのかを、空間的な広がりから説明することができる
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13週 |
都市① |
自然と人との関わりによって、居住地が広がってきた歴史を説明することができる
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14週 |
都市② |
大都市にみられる諸事象について、その背景や要因を自分の言葉で説明することができる
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15週 |
地図で読む集落 |
地形図を基に、居住地として適切な場所を見分けることができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
正月食にみる地理 |
特に雑煮の地域差とその背景を理解し、自分の言葉で説明することができる
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2週 |
地図① |
地図の歴史を理解し、人類の世界観の変化を説明することができる
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3週 |
地図② |
投影法を理解し、地図のゆがみについて説明することができる
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4週 |
地図③ |
扱う統計データによって、作成する地図の種類を適切に選択することができる
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5週 |
身近な地域の土地利用変化を探る① |
久留米市の古い地形図を読み解くことができる
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6週 |
身近な地域の土地利用変化を探る② |
久留米市の地形図の変遷から、土地利用の変化を発見することができる
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7週 |
身近な地域の土地利用変化を探る③ |
発見した久留米市の土地利用の変化が、なぜ起きたのかを説明することができる
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8週 |
身近な地域の土地利用変化を探る④ |
久留米藩と現在の土地利用の関係について、説明することができる
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4thQ |
9週 |
身近な地域の土地利用変化を探る⑤ |
久留米市の発展について、久留米市の位置や他都市との結びつきから説明することができる
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10週 |
身近な地域の土地利用変化を探る⑥ |
筑後川と久留米市の発展の関係について、説明することができる
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11週 |
身近な地域の土地利用変化を探る⑦ |
これまでの知見から、今後久留米市の土地利用がどのように変化していくのかを考察することができる
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12週 |
国と国のつながり |
シュミレーションを通して、世界経済の仕組みを理解し、自分の言葉で説明することができる
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13週 |
災害① |
災害の特徴とその発生要因を正しく理解し、人に伝えることができる。
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14週 |
災害② |
これまでの知見を踏まえ、災害に直面した時の対応を想定することができる
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15週 |
まとめ |
これまでの内容をまとめ、日々の生活に活かすことができる
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |