Material Chemistry2

Course Information

College Kurume College Year 2022
Course Title Material Chemistry2
Course Code 4M10 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Materials System Engineering Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 荒井貞夫著「工学のための有機化学[新訂版]」サイエンス社,参考書John E. McMurry著「マクマリー 有機化学概説」東京化学同人
Instructor 小袋 由貴

Course Objectives

1. 有機化合物の命名ができる。
2. 簡単な有機化学反応が説明できる。
3. 代表的な有機化合物の性質が説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物の命名ができ、それを活用できる。有機化合物の命名が出来る。有機化合物の命名ができない。
評価項目2簡単な有機化学反応が説明でき、かつ、応用することができる。簡単な有機化学反応が説明できる。簡単な有機化学反応が説明できない。
評価項目3代表的な有機化合物の性質が説明でき、活用できる。代表的な有機化合物の性質が説明できる。代表的な有機化合物の性質が説明できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一般化学系科目,基礎材料化学,材料化学1で学んだ学習内容を礎にして,特に有機化学について学習する。
また,付加価値の高い工業製品を製造していく上で必要な関連科目に通じる基礎的な内容について学習する。
Style:
講義は、教科書に従って進める。
予習・復習を十分行うとともに、適宜、教科書の演習問題を自習すること。
1,2年生で学んだ化学1,化学2および基礎材料化学とも深く関連しているので,必要に応じて再度見直しすること。
Notice:
1.次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
2.定期試験(期末試験2回,中間試験2回)90%、小テスト課題等10%で評価する。60点以上を合格とする。
3.再試験は必要に応じて行う。100点満点で60点以上を合格とするが、最終成績は60点とする。
4.到達目標に記載した項目の基礎的な内容と理解度を評価基準とする。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス 有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。
2nd 有機化合物の構造と結合1 原子の構造、原子軌道と電子配置について理解できる。
3rd 有機化合物の構造と結合2 イオン結合、共有結合を説明できる
4th 混成軌道 炭素の混成軌道を理解し、それを用いて分子の形を説明できる
5th アルカン1 IUPAC命名法に基づき、炭化水素の構造と名前の変換ができる
6th アルカン2 アルカン分子の三次元的な構造がイメージでき、立体配座を説明できる
7th 前半のまとめ 1~6回目までの講義について、要点を整理し、理解できる
8th 中間試験 1~6回目までの講義に関する問題について、回答できる
2nd Quarter
9th シクロアルカン シクロアルカンの構造と性質、シスートランス異性を説明できる
10th アルケン、アルキン アルケンとアルキンの構造を理解し、アルケンのシスートランス異性及びE,Z命名法を説明できる
11th アルケンと共役ジエン1 求電子付加反応を説明できる
12th アルケンと共役ジエン2 求電子付加反応を説明できる
13th アルコールとフェノール、エーテル アルコールとフェノール、エーテルの命名法を理解し、性質を説明できる
14th 後半のまとめ 9~13回目までの講義について、要点を整理し、理解できる
15th 演習 9~14回目までの講義に関する問題について、回答できる
16th
2nd Semester
3rd Quarter
1st アルデヒドとケトン アルデヒドとケトンの命名法を理解し、性質を説明できる
2nd 芳香族化合物1 ベンゼン環の安定性と特徴を説明できる
3rd 芳香族化合物2 ベンゼンの求電子置換反応を説明できる
4th 芳香族化合物3 置換基を持つベンゼン誘導体の求電子置換反応に関して、反応の特徴を説明できる
5th 立体化学 分子の三次元的な構造がイメージでき、鏡像異性体について説明できる
6th 立体化学 R,S表示法を理解し、化合物の立体化学を正しく表示できる
7th 前半のまとめ 後期1~6回目の講義について、要点を整理し、理解できる
8th 中間試験 後期1~6回目の講義に関する問題について、回答できる。
4th Quarter
9th ハロゲン化アルキル1 ハロゲン化アルキルの性質を理解し、求核置換反応を概説できる
10th ハロゲン化アルキル2 求核置換反応(SN2, SN1反応)を理解し、特徴を説明できる
11th ハロゲン化アルキル3 脱離反応(E2, E1反応)を理解し、特徴を説明できる
12th カルボン酸 カルボン酸の命名法を理解し、性質を説明できる
13th 高分子材料 高分子化合物がどのようなものか説明できる
14th 後半のまとめ 後期9~13回目までの講義について、要点を整理し、理解できる
15th 演習 後期9~14回目の講義に関する問題について、回答できる。
16th

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度課題・演習その他Total
Subtotal90000100100
基礎的能力0000000
専門的能力90000100100
分野横断的能力0000000