到達目標
高分子構造の基礎を、化学に基づいて説明できる。
高分子合成の基礎を、化学に基づいて説明できる。
高分子物性の基礎を、化学に基づいて説明できる。
高分子材料の基礎を、化学に基づいて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 高分子構造の基礎を、化学に基づいて、複雑な系でも説明できる。 | 高分子構造の基礎を、化学に基づいて説明できる。 | 高分子構造の基礎を、化学に基づいて十分に説明できない。 |
評価項目2 | 高分子合成の基礎を、化学に基づいて、複雑な系でも説明できる。 | 高分子合成の基礎を、化学に基づいて説明できる。 | 高分子合成の基礎を、化学に基づいて十分に説明できない。 |
評価項目3 | 高分子物性の基礎を、化学に基づいて、複雑な系でも説明できる。 | 高分子物性の基礎を、化学に基づいて説明できる。 | 高分子物性の基礎を、化学に基づいて十分に説明できない。 |
評価項目4 | 高分子材料の基礎を、化学に基づいて、複雑な系でも説明できる。 | 高分子材料の基礎を、化学に基づいて説明できる。 | 高分子材料の基礎を、化学に基づいて十分に説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高分子材料を化学の視点から捉えるための基礎事項を要点を絞って教授する。
授業の進め方・方法:
これまでに修得した化学および有機化学の知識をもとに講義を進めるが、この点は講義でもフォローし、再確認しつつ講義を進める。
高分子の構造・合成・物性・材料について、基礎事項を要点を絞って講義する。
講義内容に応じた演習問題を適宜与える。
板書による講義進行以外に、事前作成した電子媒体講義資料の投影による講義進行を行い、この場合、講義資料は別途閲覧可能とする。
講義終了後に、演習講義ノート等の提出を課す場合がある。
不明の箇所については、講義終了後はもとより、講義中も質問を適宜受け付ける。
実務経験のある教員による授業科目:化成品開発・製造に従事した経験から、高分子材料を化学の視点から捉えるための基礎事項を要点を絞って教授する。
注意点:
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと 。
2回の試験結果(中間試験(50 %), 期末試験(50 %))により評価する。
60点以上を合格とする。
再試験は必要に応じて行う。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
高分子化学概要 |
高分子化学の概要について理解できる。
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2週 |
化学・有機化学・高分子構造の基礎 原子軌道と量子数 |
原子軌道と量子数について理解できる。
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3週 |
化学・有機化学・高分子構造の基礎 電子配置の規則 |
電子配置の規則について理解できる。
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4週 |
化学・有機化学・高分子構造の基礎 共有結合 |
共有結合について理解できる。
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5週 |
化学・有機化学・高分子構造の基礎 混成軌道 |
混成軌道について理解できる。
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6週 |
化学・有機化学・高分子構造の基礎 異性体,結合のイオン性 |
異性体,結合のイオン性について理解できる。
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7週 |
前半のまとめ |
1~6回目までの講義について、要点を整理し、理解できる。
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8週 |
中間試験 |
1~6回目までの講義に関する問題について、回答ができる。
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4thQ |
9週 |
高分子合成の基礎 連鎖重合 |
連鎖重合について理解できる。
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10週 |
高分子合成の基礎 逐次重合 |
逐次重合について理解できる。
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11週 |
高分子物性の基礎 応力と変形・弾性率,結晶性と非晶性 |
応力と変形・弾性率,結晶性と非晶性について理解できる。
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12週 |
高分子物性の基礎 ガラス転移点と融点,熱特性 |
ガラス転移点と融点,熱特性について理解できる。
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13週 |
高分子材料の基礎 汎用樹脂・工業用樹脂 |
汎用樹脂・工業用樹脂について理解できる。
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14週 |
高分子材料の基礎 ゴム,繊維 |
ゴム,繊維について理解できる。
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15週 |
後半のまとめ |
9~14回目までの講義について、要点を整理し、理解できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5 |
混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 4 | 後5 |
ルイス構造を書くことができ、それを反応に結びつけることができる。 | 4 | 後4 |
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 4 | 後5,後6 |
構造異性体、幾何異性体、鏡像異性体などについて説明できる。 | 4 | 後6 |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 4 | 後5,後6 |
高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 4 | 後1,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | 後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13,後14 |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 4 | 後12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |