設計システム工学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 設計システム工学
科目番号 6A22 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 和泉 直志

到達目標

1.機械設計の標準的手順について説明できる.
2.概念設計を説明できる.
3.設計目標の明確化とその方法を説明できる.
4.機能を実現する原理の創出方法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械設計の標準的手順について説明できる.機械設計の標準的手順を機械設計に使用できる。機械設計の標準的手順について説明できる。機械設計の標準的手順について説明できない。
概念設計を説明できる.概念設計を機械設計に使用できる。概念設計を説明できる.概念設計を説明できない.
設計目標の明確化とその方法を説明できる。設計仕様の策定という形で設計目標の明確化ができる。設計目標の明確化とその方法を説明できる。設計目標の明確化とその方法を説明できない。
機能を実現する原理の創出方法を説明できる。設計課題に対し実現原理を提案できる。4.機能を実現する原理の創出方法を説明できる。4.機能を実現する原理の創出方法を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
機械設計の標準的方法について理解し,適用してみる.
授業の進め方・方法:
創造工学実験を受講済みのこと.授業資料とPPTにより説明を行い,紹介する設計手順を創造工学実験での設計・制作物に適用したレポートを提出しプレゼンテーションを行う.本科目は学修単位であるので,授業時間以外での学修が必要であり,これを課題として課す.
注意点:
試験50%,課題レポート50%.再試験を行うことがある.
評価基準:60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 設計工学について 設計工学の成り立ちについて説明できる。
2週 CADの歴史と役割,コンピュータの設計への利用 3DーCADの機械設計における役割を説明できる。
3週 機械設計の設計-ポンチ絵から計画図まで 機械設計に手順を説明できる。
4週 機械設計の標準的手順-機能,機構,構造 機能,機構,構造を説明できる。
5週 機械設計の標準的手順-PaulとBeitzの方法 機械設計に手順を説明できる。
6週 設計課題の明確化-user needs 設計におけるuser needsの重要性と収集の方法を説明できる。
7週 設計課題の明確化-QFD user needsを整理できる。
8週 設計課題の明確化-設計仕様 設計使用の策定方法を説明できる。
4thQ
9週 機能を実現する原理の探索 機能を実現する原理の探索方法を説明できる。
10週 発想法・TRIZ 機能を実現する原理の発想法についてTRIZを含めて説明できる。
11週 多数の部品を組み合わせた場合の寸法公差 完全互換法と不完全互換法を説明できる。
12週 機械システムの破損と事故調査 JA8119 墜落事故 機械システムの破壊原因の調査例を説明できる.
13週 プレゼンテーション 設計の標準的方法を適用できる.
14週 プレゼンテーション 設計の標準的方法を適用できる.
15週 まとめ 設計の標準的方法を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野機械設計標準規格の意義を説明できる。5
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力100000010
専門的能力900000090
分野横断的能力0000000