トライボロジー解析学

科目基礎情報

学校 久留米工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 トライボロジー解析学
科目番号 7A13 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・電気システム工学専攻(機械工学コース) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:トライボロジー 第2版 (山本雄二、兼田楨宏、理工学社)。配布資料
担当教員 和泉 直志

到達目標

1.様々なトライボロジー問題の現象把握法が理解できる. 
2.楕円体の接触圧力,EHL油膜厚さ,摩擦面の温度上昇が計算できる.
3.実際のトライボロジー問題の解決法を提案できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1トライボロジー問題の現象把握法を説明できる.トライボロジー問題の現象把握法を理解できる.トライボロジー問題の現象把握法を理解できない.
到達目標2実機に対して楕円体の接触圧力,EHL油膜厚さ,摩擦面の温度上昇を計算できる.楕円体の接触圧力,EHL油膜厚さ,摩擦面の温度上昇が計算できる.楕円体の接触圧力,EHL油膜厚さ,摩擦面の温度上昇が計算できない.
到達目標3実際のトライボロジー問題の解決法を提案できる.実機におけるのトライボロジー問題を理解できる. 実機におけるのトライボロジー問題を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
トライボロジーとは、“摩擦、摩耗、潤滑”を工学的に取り扱う学問分野である。本講義ではトライボロジー現象とその現象把握法について説明し,実機においてまず行うべき接触圧力,油膜厚さ,温度上昇を計算する.
授業の進め方・方法:
基本的な項目について解説したあと,基礎的パラメータのExcelで計算を行う.
注意点:
専攻科は学修単位であるので,学修時間に相当するレポートを課す.評価は提出されたレポートおよび授業中の議論によって行い,60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 摩擦の三法則 摩擦係数に関する論文が読める.
2週 本科トライボロジーの復習 真実接触面積,junction growth,流体潤滑の原理を説明できる.
3週 粗面の接触モデル・Greenwood-Williamsonモデル Greenwood-Williamsonモデルを理解し,Excelで検証できる.
4週 ジャーナル軸受の油膜形成 (1) レイノルズ方程式のhmの意味 1次元レイノルズ方程式をExcelで解ける.
5週 ジャーナル軸受の油膜形成(2) 軸心軌跡 ジャーナル軸受の軸心軌跡をExcelで求められる.
6週 Heltz接触の一般の場合 楕円体の接触に関するHeltzの式をExcelで解ける.
7週 表面粗さパラメータ 表面粗さパラメータをExcelで計算できる.
8週 弾性流体潤滑 定常と非定常 非定常弾性流体潤滑を説明できる.
4thQ
9週 EHL油膜厚さの計算の適用 歯車 Dowson-Higginsonの式を歯車に適用できる.
10週 摩擦面温度 瞬間点熱源の積分 瞬間点熱源の積分の意味を説明できる.
11週 摩擦面温度 Blokの式とベッセル関数による解の比較 Excelのベッセル関数を利用して摩擦面温度を求められる.
12週 潤滑油の役割 潤滑油の物性とはたらきを説明できる.
13週 トライボ試験の実際(1) 軸受のフレッチング摩耗損傷 トライボ解析に使われる方法を理解できる.
14週 トライボ試験の実際(2) 寿命確認試験・雰囲気の影響 摩耗寿命予測の方法と、雰囲気の影響が大きいことを理解できる.
15週 まとめ トライボロジー問題へアプローチ法を理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系機械設計滑り軸受の構造と種類を説明できる。5後11
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。5後4
力学すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。5後1,後14
熱流体フーリエの法則および熱伝導率を説明できる。3
情報処理二次元配列を使ったプログラムを作成できる。3

評価割合

レポート議論合計
総合評価割合8020100
基礎的能力20020
専門的能力602080
分野横断的能力000