到達目標
1.マシニングセンタの構造、動作を理解できる。
2.簡単なNCプログラムが作成できる。
3.ものづくりの重要性や必要性、意義を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | NC工作機械の基礎的概念がよく理解されている。 | NC工作機械の基礎的概念が理解できている。 | NC工作機械の基礎的概念が理解できない。 |
評価項目2 | NC工作機械を操作することができる。 | NC工作機械の操作方法が分かる。 | NC工作機械の操作方法が分からない。 |
評価項目3 | Gコードを自在に書くことができる。 | Gコードの書き方が分かる。 | Gコードの書き方が分からない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工業製品を製造するためには工作機械が必須である。現在は手動の工作機械も多く用いられているが、数値制御(NC)工作機械によるものづくりが主流となっている。本授業では、NC工作機械の例としてマシニングセンタを取り上げ、NCプログラムによる加工について学ぶ。
授業の進め方・方法:
配布プリントを中心に講義を行うが、各人に異なる課題を与え、その課題について学習してきたことを発表してもらう。また、マシニングセンタを操作し、作成したプログラムにより加工を行う。発表した内容はレポートにして提出する。
注意点:
本科目は学修単位科目であるので、授業時間以外での学修が必要であり、これを課題として課す。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
NC工作機械の概要 |
NC工作機械の概要を理解する。
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2週 |
主軸、テーブル、ATC、APC |
NC工作機械各部の名称と役割を理解する。
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3週 |
機械座標系、プログラム座標系 |
NC工作機械における座標系を理解する。
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4週 |
NCプログラムの概要 |
NCプログラミング の概要を理解する。
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5週 |
NCコード |
Gコードの書き方を理解する。
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6週 |
ワーク座標系の設定 |
ワーク座標系の設定方法を理解する。
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7週 |
原点復帰 |
原点の種類と原点復帰、その際の注意事項を理解する。
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8週 |
主軸制御 |
主軸回転の制御について理解する。
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2ndQ |
9週 |
工具長補正 |
様々な長さの工具をいかに扱うかを理解する。
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10週 |
工具径補正 |
様々な径の工具をいかに扱うかを理解する。
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11週 |
直線補間 |
工具の直線運動について理解する。
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12週 |
円弧補間 |
工具の円弧運動について理解する。
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13週 |
固定サイクル |
固定されたサイクルの繰り返しについて理解する。
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14週 |
工具交換 |
ATCの使い方を理解する。
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15週 |
加工条件 |
最適な加工条件の設定方法を理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | CADシステムの役割と構成を説明できる。 | 3 | |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 3 | |
工作 | 切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |